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 第28話・ウォーリアバニーと

すみません。

いつもなら16時〜21時の時間帯で投稿させて頂いているのですが、

今日は急用が入ってしまい、いつもの時間帯に投稿する事が難しくなってしまいましたので、

本日は少し早めに投稿させて頂きます。m(_ _)m


by , 八葉門希

 

 少し遅めの昼食を取った後、僕は皆をリビングに集めた。


「皆に集まって貰ったのは、このポプラがギルド本部から預かって帰った『僕への手紙』の内容に関してなんだけど、実は今回『キャラバンを護衛して、貿易都市国家フロトの首都まで行って欲しい』との依頼が、ギルド本部のギルド総長から紹介を受けたとして、僕宛に手紙が届いたんだ、で、僕はこの依頼を受けて貿易都市国家フロトの首都『メト』まで行って来たいと思っている。 そこで、今度は皆の意見が聞きたいと思って集まって貰ったんだが、先に言っておくとヒルドとシオンは、フロトの首都メトまで一緒に行く事になっているから、ポプラとラタニーとバーニャの三人の意見が聞きたいかな?」


「私は、これと言った重要な予定は入って無いから、ジンと一緒にメトまで行っても良いかニャ~♪」とラタニー、単純に旅行気分な様でルンルンとして答えた。


「・・・(行く!今、暇)」と何か?を期待している雰囲気のバーニャ、最近は仕事をして無い事も有り『良い臨時収入が入る。』とでも思っているのだろうか?


「私はギルド本部での仕事が有りますが、ジン君・・・ いえ、だ・・・、旦那様が、ど~~~しても一緒に来て欲しいと言うのでしたら、頑張って休みを取ります!」とポプラ、ポプラが来てくれると面倒な手続き関係は全て任せられるから嬉しいんだけど、ポプラ、貴女も僕を『旦那様』呼びをするのですか?・・・ ああ、『婚約者』だからですか? 決定事項なんですね・・・ いえ、別に不満が有るわけではありません、はい。


「後はペコだけれども・・・」


「ゲコ~コ? ゲ~コ、ゲコゲコ!(俺だけが留守番か? そんな面白そうなイベント、勿論参加だ!)」


「なんか分からんけど、ペコも一緒に行きたいポイな♪」



 いや、最近、ちょっと不思議なんだが『ペコが何を言いたいか?』が、ちょっと分かる気が・・・ 実は、バーニャと上手く意思疎通を図る為にと思って、ラタニーの指導で『意思疎通魔法』と『情報共有魔法』を指導して貰っていて、少しづつだがバーニャとの意思疎通が上手く行き始めたのだが、不思議な事に、ペコが何を言いたいのか?が分かる気がするのだ、ラタニーにも相談したのだが、


「えっ! カエルの気持ちが分かる様な気がする?って、突然ジン君は何を言い出すニャ?」


「いや、何となくだけど、最近ペコが何を言いたいか?が分かる気がして、ラタニーは、時々ヒルドがペコとお喋りしているのは知っているかな?」


「知ってるニャ~♪ 幼女の姿をしているヒルド様が、ペコ相手に一生懸命にお喋りをしているお姿・・・ 『尊い』ニャ~♪」


「いや、何でラタニーが『尊い』の使い方を知ってるの? まあ、その件は置いておいて、どうもヒルドとペコの間では、完璧では無いにしても『会話は成立』している様なんだ、で、それでちょっと気になってヒルドとペコの会話を聞いてたんだけれど・・・ 」と、その時に横で聞いていた話をラタニーにしてみた。



 まあ話の内容は、ペコが散歩に出た時の話しがメインだっが、散歩中に良く出会う『ララ』と言う名前の幼女に、最近ヒルドに作って貰った『ペコのネクタイ』が可愛いと言って貰えた話しが主だった。


 以前、ペコが一度だけだが駆け出しの冒険者に捕獲されそうに成った事があり、魔獣を自分の相棒としてティムしている冒険者と同様に、ペコにも鑑札を付けてあげればどうだろうか?と言う話しに成って、女性陣だけで可愛いデザインの鑑札を探しに行ったのだが、なかなか皆が気に入る様な品が無くて、ヒルドが『ならば妾がペコに作ってやろう♪』と言う事で、今のペコは、背中はオレンジ色に黒い稲妻みたいな模様が入った斑模様で、真っ白にお腹に可愛い感じで黒いネクタイを絞めている。


 この『ペコのネクタイ』が、意外と可愛いと女性陣には好評で、蝶ネクタイバージョンと棒ネクタイバージョンが有り、どちらか?と言えば『蝶ネクタイバージョン』の方が評判が良いそうだ、この前も


「ゲコ、ゲコゲコ、ゲコゲコゲ~コ♪ ゲコ♪(嬢ちゃん、今日はララにネクタイが可愛いって褒められたぜ♪ありがとうな♪)」


「ほう、それは良かったのじゃ♪ 褒められて妾も嬉しいのじゃ♪」と、こんな会話を二人でしてたとラタニーに説明したら、




「ヒルド様がペコと会話していたとしても、私は驚かないニャ~ ヒルド様は、あのヒルド様なんだもんニャ♪ で、話に出てたララって幼女、もしかしたら『ティムスキル』の持ち主かもニャ? で、問題はジン君だニャ~ もしかしたら後天的に『ティムスキル』を取得している可能性もあるニャ、ギルド本部で鑑定スキルを持った職員に鑑定して貰うか? スキルカードを更新する事をお勧めするニャ♪」と言われたので、こっそりと自分のステータスを鑑定してみたら、生えてました『ティムスキル・初心者』が・・・



 そんな訳で、何となくだがペコが言っている事が分かるので、ペコにもフロトの首都であるトロに一緒に行くか?と聞いてみたりしたのだが、この旅の最中は意外と・・・ いや、物凄くペコが持っている能力が役に立つ事となった。



 その後、ポプラはギルド本部に行き、直属の上司となるメイヤーさんと長期の休みを取る為の交渉を、それ以外の女性陣達は買い物に行く事となり、後ほどウサギ茶屋で合流する事になったのだが、ここでまたもやひと悶着・・・ ウサギ茶屋の主人である卯吉の一人娘であるラムネが、バーニャが僕達と一緒に貿易都市国家フロトの首都であるメトまで旅をすると知り、


「私も一緒に行く! 私もバーニャ達と旅がした~い!」と騒ぎだしたのだ、無論、卯吉が可愛い娘が旅に出る事は危険だと、泣いて大反対していたが、奥さんのラムダさんに、


「あなた! 娘が可愛いなら、旅にぐらい自由に行かせてやりなさい!」


「でも、ラムネが何処かの居酒屋や、旅籠なんかで悪い男に言い寄られたりしないか?が心配で心配で・・・」


「何を言っているの()()()! Bクラス冒険者で『戦闘狂兎(ウォーリアバニー)』って呼ばれている娘に、ただの男が敵うとでも? 私は逆に誰か『ラムネの婿』になる様な男を捕まえて来て欲しいぐらいさね! 誰かさんがラムネを溺愛するもんだから・・・ 」と、奥さんのラムダさんの一言で、ラムネさんの参加も決まってしまったが、ラムネさんが、あの有名なBクラス冒険者で、しかも冒険者仲間では有名な『戦闘狂兎』だとは知らなかった・・・ 


 第一、彼女はその抜群なプロポーションを一切と隠そうとはせずに、クエストに参加する際にはロングブーツにホットパンツ、その大きな胸にはさらしを巻いているだけで、顔は覆面姿で兎耳だけが出ている事で有名な冒険者で、この首都トロには大勢の兎人族が住んでいる事も有り、全く気付かなかったし、この前、初めてラムネさんと会った時も着物姿の艶やかなお嬢さん的な印象が強くて・・・



 翌日は、『商売と旅』の神メルクとしてでは無く、貿易都市国家フロトの首都で小麦問屋を商う『商家の娘』のメルクからの依頼の相談だとして、仮のクラウンを組む事と成った僕とポプラとラタニーとバーニャと、今回は臨時でクラウンに参加する事と成ったラムネの5人で、詳しい話しを聞きにメルクが待つ商談室に入ったら、ギルド総長のジェス兄さんと、その秘書役のメイヤーさんは理解出来るが、そこには嬉しそうに軽装の皮鎧を着こんだ親父が、ニコニコしながらソファーに座って僕が来るのを待っていた。








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