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23話:助手ジェイク

悠利「23話の解説は僕とジェイクさんでーす」

ジェイク「よろしくお願いします」

悠利「何でジェイクさんなんですか?」

ジェイク「僕が一番冷静に対応出来そうだったから、ですかねぇ?」

悠利「……ジェイクさんが?」

ジェイク「君の中で僕の扱いはどうなってるんですか?」

悠利「ジェイクさん」



ジェイク「二人で出かけていたんですか?」

悠利「はい。クーレと一緒にあちこちぶらぶらと。楽しかったですよ」

ジェイク「そうですか。その帰り道に人だかりに遭遇した、と」

悠利「突然の人だかりに驚いちゃいましたねー」

ジェイク「そうですね。確かに多いです」



悠利「診療所って言うのは、怪我人や病人が行くところだと思ってたんですけどねぇ」

ジェイク「いつの世も、美しい女性に弱いのは男の性なんですかねぇ」

悠利「そういうものなんですか?」

ジェイク「そういうものらしいですよ?僕にはよく解りませんけど」

悠利「僕もよく解らないです」



ジェイク「よく思い切って動きましたね?」

悠利「一応クーレに確認したら大丈夫って言ってたので」

ジェイク「彼はあまり荒事は得意じゃありませんからねぇ」

悠利「そっちはレレイの担当らしいですよ」

ジェイク「それは物凄く納得します。強いですからねー」

悠利「全部拳でパーンですからねー」



ジェイク「ユーリくん、ガラが悪くてもあまり気にしませんよね?」

悠利「んー、まぁ、ガラが悪い人が得意なわけではないんですけど」

ジェイク「けど?」

悠利「アリーさん見慣れてたら、あんまり怖くないなーって」

ジェイク「あぁ、なるほど」

悠利「あと怒ったブルックさん」

ジェイク「確かに」



悠利「威圧感の違いと言いますか」

ジェイク「言いたいことは解ります。確かに、そこらのちょっとガラが悪いぐらいの人々では、彼らには敵いませんね」

悠利「怒ったときのアリーさんは本当に怖いので」

ジェイク「手も出ますからねぇ……」

悠利「頭痛いですよね……」

ジェイク「痛いですね……」



悠利「ほぼ仮病に等しかったので問題ないですしね」

ジェイク「鑑定で見抜かれたら困るという程度の常識はあったようですね」

悠利「その常識さえ無かったら、もうそれは大人としてどうかと思います」

ジェイク「そうですねぇ」

悠利「ジェイクさん並の欠如じゃないですか」

ジェイク「ユーリくん?」



ジェイク「まぁ、確かにニナ先生は美人ですから、男性陣が言い寄るのも解る気がしますが」

悠利「ウサギ耳が可愛いですよね」

ジェイク「優しそうな方ですね」

悠利「実際優しいですよ。そういえば、ジェイクさんはお世話になりませんね?」

ジェイク「寝たら治るので」

悠利「病気じゃないから……」



ジェイク「流れるように他の方々を牽制するのはお見事です」

悠利「男は気のある女性の前で格好を付けたがるものよ!という姉の教えです」

ジェイク「どんなお姉さんですか」

悠利「どんな男性も、意中の女性の前では格好付けたがる、が持論です」

ジェイク「まぁ、間違って無いと思いますが」



悠利「いやー、まさか倒れるとは思わなかったですよねー」

ジェイク「大騒ぎだったんですよー」

悠利「その説はご迷惑をおかけしました」

ジェイク「いえいえ。無理はしないでくださいね」

悠利「……何故だろう。ジェイクさんにだけは言われたくない」

ジェイク「ユーリくん!?」

悠利「だって……」



ジェイク「ユーリくんが心配なのは解るんですけど、僕に対する扱いがヒドイと思いませんか?」

悠利「わー、アリーさんまでオロオロしてる。心配かけちゃったなー」

ジェイク「ユーリくん、聞いて下さい」

悠利「ジェイクさんが倒れるのは定例行事みたいなものなので」

ジェイク「定例行事?!」



悠利「定例行事じゃないですか。ちょっと本を読みすぎて徹夜してぶっ倒れるとか」

ジェイク「そこに面白い本があったら読みますよね?」

悠利「自分の体力考えて行動してくださいよ」

ジェイク「今回倒れてるのはユーリくんなのに!」

悠利「僕はその後は倒れてませんもん」

ジェイク「ぐっ……」



悠利「見習い組の皆が仕事代わってくれたんですよねー。申し訳なかったなー」

ジェイク「たまには良いと思いますよ。君はこう、無理矢理休ませないと家事をし続けるので」

悠利「僕にとって家事は趣味なので」

ジェイク「趣味と仕事が一緒だと休まないの典型じゃないですか」

悠利「……(目逸らし)」



悠利「っていうかコレ、ブルックさん達にも心配かけたってことですよね?」

ジェイク「枠外ですけど、ブルックも大概動揺してましたよ」

悠利「そうなんですか!?ブルックさんっていつでも落ち着いてるイメージが」

ジェイク「それぐらい衝撃だったんだと思いますよ」

悠利「気をつけなきゃー」



悠利「ストレス溜めてる自覚はなかったんですけどねー」

ジェイク「生活環境が変わると、それだけで負荷がかかりますからね。君は頑張り過ぎるところが玉に瑕です」

悠利「ジェイクさんがマトモなことを言ってる…!」

ジェイク「だから、君の中で僕はどういう扱いなんですか…」

悠利「ジェイクさん」



悠利「ここの、わちゃって出てくる4人が可愛いですよね!」

ジェイク「あの子達は本当に頑張ったんですよ」

悠利「玉子おじやも凄く美味しかったです」

ジェイク「良かったですね」

悠利「誰かに作って貰ったご飯って、それだけで美味しいですし」

ジェイク「君が言うと重みがありますねぇ」



悠利「でも結局はしゃいでアリーさんに怒られるところまでがセットなんですよね」

ジェイク「人数が揃うとどうしても賑やかになりますからねぇ」

悠利「皆のおかげで元気になりました」

ジェイク「良かったです。君が倒れると皆がオロオロしますからね」

悠利「気をつけます」



悠利「と、言うわけで23話の実況でしたー。お疲れ様です」

ジェイク「はい、お疲れ様です」

悠利「で、何でジェイクさんだったんです?」

ジェイク「君が倒れたところで冷静だったの、僕だけだったんですよ」

悠利「マジですか……」

ジェイク「マジです」

悠利「意外です」

ジェイク「泣きますよ」



悠利「次回はまた別の人と一緒にやる予定ですー」

ジェイク「基本的に持ち回りなんですよね?」

悠利「話に関係ありそうな人を呼ぶ予定ですねー」

ジェイク「そうですか。じゃあ、これからも頑張って下さいね」

悠利「はーい!」

ジェイク「マグとのときは大変そうですけど」

悠利「うっ……」


(終)

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