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神話はもう黄昏を過ぎて  作者: 黒崎江治
第零部 あらすじ
1/37

あらすじ 〈ネット小説大賞第5回用 ネタバレあり〉

 ある世界。ノルトゥスという名前の王国。生まれ育った地から遠く離れた場所で、クロウドという青年は官吏として働いていた。優れた武官である父や兄とは異なる生き方を選択した彼は、その決断がもたらすものに不安を抱きながらも、退屈な日々を過ごしていた。

 クロウドはある日、村はずれに住む魔術師のナナと出会う。互いに似たところを認めた二人は交流を深めていくが、その地の代官に逆らったことがきっかけで、兵を殺し、住処を追われてしまう。

 追手を躱したクロウドとナナは、生活を立て直すため、かつて暮らしていた王都に向かう。そして文官学校時代に下宿していた場所で、傭兵としての仕事をしながら、身の振り方を考えることにした。だが傭兵としての先輩格であるカラス、依頼を持ちこんだ魔術師ビオラとともに調査や探索をこなすうち、事象の背後に渦巻く大規模な陰謀に、否応なく巻き込まれていくことになる。

 悪意がもたらす危機、そして苦渋の分断。立ちはだかる試練を乗り越えながら、クロウドとナナはそれぞれが抱えていた葛藤に向き合い、自分なりの答えを模索していく。しかし混沌の芽吹きは、二人の成長を待つ間もなく、王国を二分する内乱という、大きな争いに発展していった。

 秩序と混沌。対立する軸の上を揺れ動く世界は、過去にも繰り返されたであろう激しい戦火にさらされることになる。物語が集束するのは、かつて神話に謳われたような、圧倒的な英雄が期待される戦場。それでも次代を紡ごうとする者たちは、あくまで人の歴史をこそ確固たるものにするため、己が信念と覚悟を、立ちはだかる運命にぶつけていくのだった。

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