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新学期 4月 学校にて

結局、直すのに4,50分かかってしまった。

入学式には出席できず、初日から大遅刻となってしまった。

学校にいき、クラスの名簿を確認する。

どうやら2-1が今年の僕の教室らしい。

「…っと、美姫や飛高はっと…」

名簿に再び目を通すと、美姫も飛高も同じクラスのようだ。

安心したのか、ふぅ…と胸を撫で下ろし、教室へと急いだ。

先生から説教は免れないかなと、思ったんだがいざ教室に行くと何のお咎めもなかった。

「クロちゃん、遅刻するかもってせんせーに言っといたよ。」

と、背中から声をかけられた。

「ありがとな、美姫。助かったよ」

「でも、なんでこんなに遅れたの?」

「いや、まぁ…ちょっとな」

他人にかまってたなんて言ったら怒るかも知れないし、朝の一件は伏せておくことにした

「ヒューヒュー‼お二人さん‼朝からおあ…ふがぁ‼」

横からヤジを飛ばしてきた飛高に対して僕は上履きを蹴り飛ばした。

ちなみにこれは僕の得意技である。

「で、今年の担任は…」

「先生だ‼ぬぁーっはっは‼」

と、背中を強く叩かれた。

こういうスキンシップの取り方をする教師は僕の知ってる限り一人しかいない。

「に、西村先生…今年もよろしくお願いします」

体育教師の西村辰夫にしむらたつお先生だ。

僕は去年も担任に持ってもらっているから新しい先生よりかは断然ましだ。

そもそも、この人生徒からの人気もあるしね。

「ぬぁっはっは‼おう‼今年も頼むぞ‼太田‼」

そういいながら何度も背中をバンバン叩いてくる。

先生は機嫌がいい時はいつもこうだ。

人を選ばないと体罰で訴えられるんじゃないかってくらい結構痛い。

「先生、何かいいことでもあったんですか?」

「そうだな‼先生は新学期早々遅刻してくるお前に対して全くたるんどる‼、と、思っていたんだがな…」

と、そこでタイミングよくチャイムが鳴ってしまった。

「おっと、話はここまでだな‼さぁ席に就け‼授業始めるぞ‼」

と、言われてしまったので気になる気持ちを我慢して、僕は席に着いた。

僕は出席番号が飛高や美姫と離れているので必然的に席は離れてしまう。

さて、今年も隣の子に挨拶をと思って隣の席を見ると、そこは空席だった。

新学期早々、たるんでるな。遅刻した僕が言うのもなんだけど。

「さて、今日は早速だが転校生を紹介しよう‼」

「転校生キタ━━(゜∀゜)━━!!!ふごぉ‼」

今度のは僕じゃないぞ?今度は先生のだ。

先生が飛高のツッコみのためだけに鍛えたチョーク当て。

マンガのようにスコーンと当たるが、チョークは砕け散る。

故に先生は授業ようと別に飛高用にチョークを用意している。

「飛高、あとで職員室に来るように」

「…はい」

「センセー、茶番はいいから本題を」

とクラスの男子のツッコみで話は本題に戻る。

そういや、朝の子転校生だったな。

このクラスの転校生だったのか?

「おう、そうだったな。すまんすまん‼入ってくれ‼」

「はい」

やはり聞き覚えある声。

「転校生の秋葉あきばかえでです」

ビンゴ

「美少女転校生キタ━━(゜∀゜)━━!!!」

そしてそれに続くかのように湧き上がる男子からの歓声。

ちなみにそれに僕は含まれていない。

そして、戸惑う転校生

「え、えと、よ…よろしくお願いします」

『よろしくお願いします‼』

クラス中の男子がお辞儀をしてあいさつした。

なかなか見れる光景じゃないな、これ。

「じゃあ、秋葉。お前の席はそこな」

と指示された席は僕の隣り。

空席だったのってそういうことか。

やべぇ…ちょっとドキドキしてきた。

「おぉ~たぁ~くぅ~ん?」

と、飛高が恨めしそうな顔でこちらを見てきたが無視した。

そして、席の隣の僕に気づく秋葉さん。

「あ…」

と一声漏らしたが、授業中ということを自覚してか、何事もなかったかのように席についた。



どうも初めまして、もしくはこんにちは、鈴仙Rです。

今回から新連載始まりました。

第一話からずいぶん日がたってしまったので、こちらから読み始めてしまった方には申し訳ありません。

さて、この小説、コンセプトに特に意味はありません。

なんとなくひらめいた、だから書こうといった始まりです。

今回から本格的に設定集を作っておいたのですが、親に捨てられました。

おかげで、ちょっとばかし投稿までの日にちがあくと思われますが、どうかご了承ください。

では、今回はこれにて


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