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あっちとこっち  作者: rurihari
1 狩人
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1-6 ポーター依頼

 歪門を通って庁舎群がある都市中央を目指して歩きながら考えていた。

 安全で便利だけども単調な生活は日本あっち側で送ればいい。折角同じ年齢で別の世界の人生を生きられるのなら、ちょっと危険だろうが日常の繰り返しじゃない人生を送ってみたい。


 日本あっちが同じことの繰り返しでもこっちが変化に富んでいれば交互に過ごす人生は更に退屈からは遠いものになるはずだ。あっちで情報をくれたkって人物の言ってることが正しいなら変化に富んだ刺激は心の老いを緩やかにしてくれるってことだし。このまま日本あっちとこっちを行き来して暮らしていくなら精神は人の倍を過ごすことになるのだから。

 

 思考しながらの歩みはどんどん速くなって行く。術士(源力操作者)としての能力がありながらカードに反映されなかったことへの苛立ちと鬱屈を抱えたまま過ごしていた単純労働の日々。

つい昨日まで続いていたそんな生活から危険でも変化を決心した俺は誰でも出来る仕事から「外」で行なう仕事を受けるつもりだ。外の仕事は依頼さえ受ければ誰でもできる。ただ都市の外の大森林ってのは命を落とすことが珍しくない。じいさんへ不満をぶつけるようなことはしても死ぬ危険があるような仕事をする度胸はなかった。


そう簡単に死なないような力を望まないまま母親に持たされてたとしても。父と呼んだ男に鍛えられたといっても。


そんな自分自身を嫌っていたが例え死んでも俺は終わりじゃない、日本あっちでの人生がある、そう思えたことで吹っ切れそうだ。


 歪門を通って一気に都市中央部に来たといってもそこから30分は歩いただろうか。着いたところは都市の行政区画、いわゆるお役所が立ち並ぶ中の中央依頼受付所がある場所へ向かう。

 都市からの依頼が13の区画毎に、更に衛星都市からの依頼までもが各部屋に張り出され、そして古いものは書類としてまとめられている。全体で見ると今まで俺がこれまでやってきた外壁補修の人員募集が多く見えるが、それ以外にも各課で担当している仕事で手が足りないための臨時の募集 特殊な技術の継承のための教師依頼など多岐に渡る。

それぞれの都市地域の区画ごとにある出張所にも依頼受付所はあるのだが他の区画の依頼もまとめてみたい時には中央に出てくることになる。

 日本あっちに存在していたRPGにおけるギルドあるいは町の依頼所みたいなもんだ。行なってるのはお役所だけどな。


 年輪都市の学校は東部にあったので中央にくるのは卒業時の市民カード作成の時以来だ。もちろん中央依頼受付所にも来たのも初めて。

依頼が出ている区域ごとに部屋を分けて貼りだされているため部屋数が多くなる分、建物も広い。

 初めて来たならその広さと大きさに圧倒されたかもしれないがもっと巨大な建物は日本あっちで普通にあるせいかあんまり感慨は感じない。

 

 俺でも受けられる依頼が何かあればいいがと入ろうとすると後ろから声をかけられた。


「カイル?なんで中央にきてんだ?分所に寄るって言ってなかったか?」


「ロット、お前こそ今日の仕事が終わって第6地区のお役所に戻ったんじゃないか?」


「その仕事が終わったから完了した仕事内容の報告だよ」 


「上司に報告して終わりなんじゃないのかよ?」  


「これも仕事だから自分で報告に行けとよ。」

 

 なんともう中央への報告まで任されてんのか。なんというか思ったよりも出世が早そうで羨ましい限りだ。俺も市民カードがそのうちに光沢を帯びて変わるかも?なんて期待を掛けてずるずると過ごしていなかったらさっさと市の職員を目指して自由研修期間は市の職員募集に応募しただろうが後の祭りか。


「で、カイルは何やってんだよ?地道に稼ぐって言ったし地元の区の募集の方が通うのも近いし、いいんじゃないのか?」


「なに、ちょっと心境の変化でね。俺にゃ頼る身内もいないからちょっとでも安全な仕事を選んでたんだけどな。ちょっくら思うところあって『外』に出る仕事はどんなもんがあるのか探しにきたわけさ。」


「金が要り用になったのか?『外』っていっても都市の近くなら死ぬ可能性は低いけど補修作業に比べたら確実に死ぬことがあるんだぜ?いいのか?」


「考えあってのことさ。別に投げやりになってるわけでもない。」


「そうか、まぁ異法士じゃなくて特殊技能がないならポーターくらいだろうけど一般人向けの募集も必ずあるもんだ。無理はしないで必ず日帰り仕事の狩人の募集を探せよ。」


「ああ、御忠告痛みいる。ポーターでも何でもいいんだ。ちょっと日常に変化が欲しいんでな。」


「安全な都市にいて『外』のことを侮った揚句、興味本位で外に出て死んだやつもいるんだから気をつけろよ。じゃあな。」


そういってロットは書類でも入ってるのか大きめの鞄を持って別の区画へ歩いていった。

 

 立ち話を終えた俺は中央依頼・募集受付所に入り、市の依頼と一緒に張り出されている個人依頼に目を通す。俺が探しているのは都市の外の大森林に出て巨獣を狩る狩人からのチーム募集の依頼だ。


 年輪都市を取り囲む外壁は人を襲う外敵を遮るものではあるが、巨獣はその肉は市民の食用に、皮は素材に、骨は材料あるいは薬にと個人で対するには手強い敵ではあるが複数の人間で対処すれば安全に狩ることができるものも多い。

それを行なって生計を立てているものはそのまま「狩人」と呼ばれている。

 

 狩った獲物を売れば普通に働くよりも実入りはいいが、必ず獲物を獲れるとは限らないことや自分たちより強い巨獣に遭遇したのなら逃走に失敗した場合は死を意味する。

狩人でも日帰りで帰ることができる浅い大森林なら危険は少ないので少人数で組んだチームの狩人でも探索に出かけることも多い。

多くの狩人からの募集は共にパーティを組む異法士の募集が多いが、パーティに一人くらいは必要な荷物持ち:ポーターの依頼がある。今回やってみようと思ってるのはその荷物持ちだ。

  

 ポーターの仕事は荷物持ち以外は精々攻撃補助なので異法士である、ないに拘らずに募集があるが、熟練の狩人PTほどポーターも含めたメンバーが固定されているため、そういった募集をしているのは当然駆け出し。なので狩人としての力も経験も初心者なのでメンバーとして行動するのは危険も伴う。

 募集依頼を出すのには金が掛かるのにメンバーを集めているのは共に行動する仲間を慎重に集めているまともなパーティーの証拠だろう。

大森林の町に近い辺縁の浅いところで活動するなら大丈夫と適当に町で声を掛けて集めた面子で奥に入るような連中もいる。互いに信用がないものが集まったところで、もし運悪く二級巨獣とかに出くわしたなら我先に逃げ出し、連携も取れないままにご臨終ってことになりかねない。

 

 新しく張られたのであろう個人依頼コーナーのポーター募集の紙に目を止める。

 

『大森林を奥に500メイト程度の範囲での食肉用巨獣の狩り

日帰りでひと月に25日同行できるポーター募集

詳細はカード念話にて』


ふむ……


 食肉用に絞っての狩りで範囲が大森林を奥へ500メイトだけってことは危険を避けて活動してる狩人なのかあるいは狩人としてまだ駆け出しってことかな? 大森林とはいえ500メイトの探索ってことはまず日帰りだろうし巨獣の大きさに拘らないならボウズってことはないだろうし狙い目か?


 詳しいことを聞こうと募集主と念話するために依頼者のカード情報に自分のカードを翳そうとした時


「お?うちらの募集に興味あるん?」


 部屋の壁際から声を掛けられた。


「なるべく早めに狩りに出たかったから中央で募集に来たんやけど、こんなに早うくるとは思わんかったわ~」

 

 そういいながら近づいてきたのは日本あっちでいうと170cmを超えてるような長身で訛りのある女性。長身だが美人というより目が大きくてかわいいという顔立ち。目を引くのは黒に緑が入ったような髪の色のショートヘアに茶色に色づいた爪。土の異法士の特徴がはっきり出ている。


「このポーター募集を出した人?」


「そうやで。募集主のアマザゆうねん。見てわかると思うけど土の異法士で狩人のパーティーリーダーやっとるんよ。このしゃべり方は親が別の都市から年輪都市に移民してきたからやねん。ちょっと別都市の方言が入っとるけど堪忍してな。」


 そういって手を顔の横に持ってきて手の甲をこちらに向けて爪の色を見えるようにする。


「それは構わないけど募集主がそのままいるって珍しいな。」


「普通は念話が来るまで放置しとくもんやけどついさっき募集出したとこなんでほかの素材募集依頼なんかも見とったんやわ。」


「募集内容を確認させてもらっても?」


「ええよ。そやけどこっちもポーター募集やからどれくらいのもんが持てるか試すで?」

 

 そう言いながらこっちの体つきを見ている。まあ普通は歩荷ぼっかっていうとがっちりとした力自慢のイメージがあるけど俺は肉体労働で筋肉質ではあるけど横幅がないから力持ちっぽくは見えないのかもしれない。


「こっちが聞きたいのはポーターの仕事が全くの未経験でもいいのかということ、給金はどれくらいかってことの2点だけだ。」

 

狩る目的の巨獣の種類や準備しておく特殊な装備などがあるかなど、もっと聞くべきことはあるのだろうがポーターをすること自体が初めてなのでほかの質問が浮かばない。


「経験は不問やで。そもそもうちがリーダーになって初めての狩人パーティーの立ち上げやからほかのメンバーもまだまだ駆け出しみたいなもんやしな。給金に関しては狩りに成功したらその買取金額を参加メンバーで等分。ただしうちらは駆け出しってことで「指輪リング」を貸してもらえへんわけよ。そやからポーターいうても普通の狩人が募集してるみたいな武器とか野営用具とかの荷物持ちやのうて獲物の持ち帰りの運搬がメインやから最低でも仕留めた獲物の1/2は背負ってもらうで?」 


「どれくらいの食肉巨獣を狩るんだ?いくらなんでも二級巨獣なんて一人で背負うのは無理だぜ?」


「そらそうやわ。大体うちらで二級巨獣なんて狩られへんし。三級巨獣の中でも2~3メイトくらいのもんかな?」

 

 3メイトの巨獣の肉1/2ってどう考えても150カイロ以上はあるじゃねえか! まあそれだけ大きな肉だからこそ実入りはいいんだろうが。 日本あっちの俺ならそんなもん背負うのは絶対無理だな。こっちの人間は筋原繊維の質が異なってるのか日本あっちの人間よりも力が強い。それでも1.2とが1.5倍ほどだ。これまでの城壁修理の仕事ではそこまで重いものを一人で持ったことはなかったが持てるんだろうか?

 

 通常の実績のある狩人なら都市の買取課から「指輪」が貸し出される。角付きと工術士の共同作業に作成された指輪は決まった特定場所への歪門を作ることができる。これによって大森林内で仕留めた獲物を都市内の買取課と町の問屋が集合する場所に直接持ち込める。そのため普通ポーターの仕事は狩りに必要な武器などの道具持ちとなる。

 しかし本当に狩ってこられるかどうかわからない駆け出しの狩人には指輪は貸与されない。折角売れる巨獣を狩っても持ち帰るのは大森林から「背負って」となる。だがその帰途において別の巨獣に遭遇したら背負った獲物のせいで逃げ遅れることも戦闘に邪魔になることもある。そのために駆け出し狩人のパーティーだからこそポーターが雇われ、分け前も等分で払われることが多い。臨時パーティーメンバーの扱いだ。

 

「それでもよかったらあんたは細身でどんだけ力があるかわからんから試さしてもらうけど?」


「背負子を持って試しに荷を背負えばいいのか?」


「ん~、ちょお後ろ向いてくれる?」

 

 狩りにいくような篭手、ブーツ、胸当てなんかは付けているが特に大きな荷物は持っていないように見えたがどうやって試すつもりなのか?って思いながら振り返ろうとすると


「少なくともウチくらいの重さは常時背負った上で大森林を移動してもらわんと仕事にならんから試させてもらうで?」

 

そういうといきなり背中に飛び乗ってきた。いきなり何をしてくるんだこのヒト

年齢が近い女性にいきなり後ろから抱き付かれる経験なんぞ日本あっちでもないから嬉しいと思うか?周りの職員や募集閲覧者が怪訝そうな顔でこっちを見ている。向けられた生暖かい視線を無視してその状況を楽しめるのかというと全く不可能。大体これだけ密着されて女の体の柔らかさを感じるかと思ったら胸当てとか皮装備のごつい感触だけだからな!

 

「はい!そのまま外に出て!」


「いや!まず何してんだよ?」


「話聞いとったん?試すうたやろ? ええからそのまま外に出て!」

 何この羞恥プレイ?周りから視線を向けられたまま屋外に出る。 

 この年輪都市でも女性としては身長高めで、自称駆け出しとはいえ狩人ゆえに筋肉もありそうな女性が背中にガッチリ抱きついてるって……


「実際に使う背負子とか荷物がここにあったらええねんけどな。都合よぉ持っとらへんし、ウチくらい背負っても余裕やないと大森林から町に帰ってこれるとは思えへんし。ってことであの辺りまでこのまま全力で走ってもらおか。」

 

そういって二区画ほど先の建物を指差す。

なるほど都市外壁から大森林までは500メイト、更に足場の悪い大森林を奥に500メイトの探索だから推定○○カイロのアマザを背負ってもそれくらいは走れるくらいのテストってことか。


「いいでしょ。かなり恥ずかしいけどやりましょうかね。」


 日本あっちに多いBMIがやたらに低そうなガリガリ体系の女性でなく、引き締まってるが筋肉の分それなりに重そうな(失礼!)なアマザにしっかり引っ付いておくように伝える。


「んじゃ腕の振りと足がそっちに当たると思うけど全力ってことなんでとりあえず走るぞ。」


「ええよぉ」


 アマザは俺の脚に自分の足があたらないように胴に足を回してきた。

重心を安定させるために前傾になって走ってみる。こっちの人間の筋力は日本人よりも強靭なのと2年近く肉体労働ばかりやってたので思った以上に早く走れる。 

 日本あっちの僕だと人を背負って走るなんて精々早歩き程度だろうがジョギング程度の速度は出ているだろう。


「ふーん・・・ その程度かいな。その程度の力でウチの募集に応募とは片腹痛いわ。」


(いきなり抱きついてきてテストをすると言ってこれか、ちょっとカチンと来たぞ。

この人のパーティーが当たりか外れかは知らないが、こういう奇抜な行動取る人はこっちでも日本あっちでも会ったことがないけど面白い。折角今までと違った日常を送ることにしたわけだし久々にやってみるか。)

 

そう考えたカイルは母から無理やり持たされた力『重複化』を行使する。


(二倍程度でいいか)


「そんじゃご希望にお答えして、もうちょっと飛ばして建物の前まで全力で行くぞ?」


「おぅ、男の底力見せてみぃ!」


一気に駆け出す。

カイルが持つ重複化は体の体積そのままに肉体の筋肉量などが倍加するもので母に施された術の理屈は不明だがその分、筋力は増大し腕力などは増す。持久力は重複化しても変わらないし、体積が変わらないため体の密度が増すことになり、重量も増すことになる。

 重複化を念じて体が変化すると自分の感覚では筋力が増しても体重が増してるので変わった感じはしないがそれまでのアマザの重さは一気に軽減する。


「じゃあ ラストスパート!」


 アマザが指で指した建物まで残り半分くらいの距離を一気に駆け抜ける。ここまで速くなるとは思ってなかったのかしゃべり掛けたアマザの声は発せられることはなく、道を駆ける足の振動でふっ!ふっ!ふっ!と声なのか呻きなのかが聞こえるだけだ。


 目的の場所まで走りきってゆっくりと徒歩に変えてから止まったが周りの目がちょっと痛い。このくらいでどうかと後ろのアマザに尋ねようとしたら先に怒鳴られた上に頭を叩かれた。


「アホゥ!加減っちゅうもんがあるやろ!舌噛んでもたやないの!」


胴に巻きついていた両足を下ろし、首に巻きついていた腕を放して怒るアマザ。


「焚きつけられたんでそれに乗っただけだよ。で?これくらいの力があればあんたのところでポーターはできるかい?」


「大森林を歩く持久力があるかどうかはこれではわからんけど、どうせ大森林は警戒して休みながら歩くもんやし。装備したウチを背負ってあんなに速う走れるんやったら十分やろ。最初のペースでも十分やったんやけど余裕そうに見えたから言うてみたんや。

自分、見た目と違ってめっちゃパワーあんなぁ?

これやったら問題ないから明日の朝に外壁10番出口にある狩人詰所に来てな。ウチらのパーティーメンバー紹介してから森に入るわ。」


「え?明日からいきなり大森林に入るの?俺まったくの初心者だけど?」


「大丈夫、大丈夫! 大森林ゆうても実績作りのための食肉巨獣の狩りやから問題ないって。

いざとなったら一般人のあんたはウチらが守ったるし。

じゃウチは募集依頼取り消してから帰るんで総合依頼所に戻るわ。明日からよろしゅうな。」


そういって引き返していく。

 

 あれ?大森林での狩りって命の危険があるんじゃあ?なのにいきなり素人の俺がパーティーに加わって明日から? 

ひょっとして俺、マズいパーティーに引っかかったんじゃ?



単位考えるのは面倒なんで年輪都市あっちの1メイトは日本こっちの1メートル、1カイロは1キログラムってことで。

カイルが決心した動機が弱すぎるのでいずれ前話も含めて書き直すかも

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