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あっちとこっち  作者: rurihari
1 狩人
4/142

1-4 ネットで聞いてみた

日本語になっていないとこがあるかも知れませんがご寛恕ください。

 外出目的の書店に行くはずがずいぶんと公園で長居をしてしまった。

 11時近くになって友人からのメールが入り、三宮に来てるなら会わないかってことでセンター街で会うことにした。


 「おぅモっさん! 今日はバイトしてないんだな。」


 春からは文系理系で分かれるため、クラスが分かれることになるだろうが友人の小野が声をかけてきた。10時頃に起きてこっちに連絡を入れてきたらしいが春休みってことで惰眠を貪っていたわけか。モっさんてのは僕の渾名だ。最初はヨモだったんだがいつの間にかこうなってた。


 そういや彼からラノベを借りてるし、春休みで惰眠とネットとコミック他で過ごしてるらしいんで僕みたいな経験もしてるかもしれない。


 そう思ってマクド(関東じゃマックかもしれないが関西じゃマクドだ)で腹ごしらえをしつつ聞いてみた。


 「妙に現実感のある夢とかって見たことある?」


 「ん~~~?夢判断とか夢占いとかか?俺はほとんど見ないなあ。実際にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しながら夢を見てるらしいけど覚えてることはほとんどないな。朝の目覚める直前に見てたのは覚えてんな。数学のテストで解くには時間が足りなくて焦りまくる夢とか、なんか知らんが股間が熱い思ったらションベンしてる夢とか覚えてるな。そんときゃ実際に寝ションベンしてたんじゃないかと一発で目が醒めて股間に手を当てたわ!」

  

 ということだった。期待してなかったけどそんなもんだろう。僕もこれまで覚えてる夢はあるが理由も分からず何かに追われて恐怖してる夢や建物から落とされて衝突する瞬間に足がビクっとなって目が覚めたとかそんなのだ。大概は覚えてるのは一部のシーンで今回経験した事態は異常だと思う。

 

 「じゃあさ、ミトラって言葉でなんか知らない?」


 「ミトラ? あー○○○○でやってる○○○のボスの名前か? いやあれは濁ってミドラだったか」


 と期待したヒントでなくて人気コミックのボスの名前と勘違いしてた。

 それでも僕が図書館や留守番で見ていたTVからの情報の薀蓄に対して彼はラノベやコミック、ネットから薀蓄を得てるようだが同世代の中でも色んなことを知ってる方だったんで聞いてはみたんだが。エロゲなんかもやってるみたいなんで是非借りたいところだがウチのPCは母との共用なんで難しい。

 

 進路についての話題もちょこっと出たがまだ二年生にぎりぎりなって無い状態なんでヤツにはそれほど危機感もない。こっちは奨学金関連の申請とか色々考えておかないといけない。


 話題を切り上げて一緒にその手の店が集中しているサ○プラザへ向かう。

 ボー○スの店頭のショーケースで展示フィギュアを観賞。これまでも来たことがあるし、その出来に素直に僕も感心していたが、カイルの世界ではありえない存在だったので内心では驚愕に近い感情が湧き上がっていた。ただ女性キャラの半裸のフィギュアの格好を見て、あっちでこの格好してたら戦う前に森林の移動だけで肌がブッシュで傷だらけになると萌えやエロチシズムを真っ向否定する考えも浮かんでてた。


 二人でコミック専門店をはしごしてみたが夢に関する本が見たかったので途中で分かれてジュ○ク堂に足を運び、オカルト関連コーナーでそれらしい本を手にとってパラパラとめくっては見たが頭に入ってこない。 

 その理由はあっちのカイルの記憶の中の図書館とはあまりに書籍の大きさも内容も違う上に、写真が入った雑誌などを見て、僕にとっては極当たり前の光景のはずがあっちの記憶を引きずっているのかひどく興奮していたからだ。


 結局めぼしい情報もないまま小野とは別れ、新学期になったら借りてる本を返すと伝えて帰宅した。はっきりいって外を出歩くたびにわけのわからん高揚感とか興奮を感じては気疲れするだけだ。朝家を出たときはアスファルトの平らな道にもちょっと感動を覚えたし。


 家に帰ってノーパソを開き、ネットで夢に関して情報を集めてみる。

 明晰夢で検索したページには僕の今の状態に合致するような情報がなかったのでずばり向こうの世界の名前と夢で検索してみた。 ひょっとして同じ夢を見てる人がいるんじゃないかと思ったんだが……

 ヒットしたのはなんかアヤシイ文句が並んでるトップページの掲示板。どうアヤシイかというと

 「貴方の人生を変える夢の世界へようこそ」

 と来たもんだ。 麻薬とか大麻の販売情報のページじゃないだろうな。不安だ。

 タイトルだけは怪しいがそれ以外は極シンプルで画像などはない。掲示板に入るENTERキーを押したと ころポップアップがあり、パスワード入力と表示されると思いきや 

 

 -世界の名前を入力してください-


 当たりか?

 ミトラと入力すると更に次のポップアップがあり、住んでいる都市名入力ときたもんだ。正式名が年輪都市でいいのかどうか知らないがそれ以外の呼び方を知らないので入力すると掲示板に入れた。


 ところが掲示板に書かれている一番新しい内容は2年近く前だし、その書きこまれた内容も荒れていた。ただ名前の横にある都市名には年輪都市はなく聞いたことがない「蒼海都市」とか「変成都市」とかある。 まあ他の都市に行くことがなく、一種鎖国状態ともいえる年輪都市にいるカイルの知識には他の都市の名前なんぞ知らない。学校でもならった覚えがない。

 もしかすると向こうの名前で書きこまれているのかと思ったけれどどう考えても適当に付けられたHNだった。


 現在の閲覧者1となっており、掲示板の日付からみてもしばらく誰も来てないようだ。だが同じ境遇の人がいるのなら何かレスポンスが欲しいので書きこもうか思って再読み込みしたところ


 k -誰か見てるの?-


 なんかチャットみたいな書き込みがされていた。とりあえずこっちも書き込んでみる。どうせ向こうは夢だからあっちの名前で書き込んでも現実には影響ないだろう。


 カイル -初めまして カイルといいます 昨日変な夢を見たので気になったのでそれを調べていてこちらの掲示板にきました。


 リロードすると返答があった。


 k -昨日繋がった新人さんなのね。 ここに入ってきたってことはミトラ世界の記憶を持ってることで話を進めるけどいい?


 カイル -お願いします


 k -その前にカイルさんはあっちのことを夢と思ってるかもしれないけど記憶もあるし、一つの現実と思っていいわ あっちの記憶が入ってきたことで混乱して病院に行ったりとかしてない?


 カイル -心の病かとちらっと思いましたけど落ち付いてます。ただあっちでこっちの記憶が入ってきた

時にはもっと落ち着いていたのに、こっちだと変に感動したり高揚したりしますが。


 k -冷静でいられているならメールをください 折り返しチャットルームのアドレスとパスを教えますので詳しいことはそちらで・


 こっちのメールアドレスを教えるのは少し怖い気がしたが同じ人がいるということに連帯感を感じk氏のアドレスにメールを入れたあと


 k -じゃカイルさんとのやりとりは削除しておきますので詳しいことはチャットルームにて


 となっていた。チャットルームに入室すると既にk氏はいるようだ。

 

 カイル:改めて初めましてカイルといいます


 k: 初めましてkといいます 冷静にされているようなのでいきなりこちらのチャットに誘いましたが自分がどういう状況に置かれてるがお分かりですか?


 カイル:あっち・夢の世界での記憶と現実の記憶が混じってるということでしょうか?


 k:そうね 混同せずにちゃんと別の記憶って理解してるみたいだから冷静なのね


 カイル:さっきも掲示板で書き込みしましたけど記憶が混じったのは昨日の夜の夢のあっちの世界が先で しかもあっちの自分は気にせずに日常を過ごしてましたから。


 k:昨日の夜が初めて? それでもうこうしてチャットルームにまで来てるってことは余程 心が強いのね


 カイル:どういうことです?


 k:あっちの2人分の記憶が混じるとあっちと向こうの自我の区別が付かなくなって相当に不安定になることが多いみたい。それこそこっちの身体と心が乖離しちゃたりとかね


 カイル:(うわ やっぱ不味い状態だったみたいだな) ひょっとして掲示板にあった荒れてた内容?


 k:そう 2人分の記憶が混ざったことで心の均衡を崩してる状態で書き込んだと思う 時折まともな人とか助けを求めて縋るような書き込みがあるからたまに覗いて冷静になってる人は情報交換も兼ねてこのチャットへ招待してます まさか久しぶりに覗いたらその場で見てる人がいるとは思わなかったけどね


 カイル:早速ですが色々とお聞きしてもいいですか?


 k:どうぞ


 カイル:そもそもあっちは夢なんでしょうか? 最初は明晰夢かと思っていいたんですがどうやら違うような


 k:あっちのことは正直分かりません なんせあっちの存在の証明はできませんし他人に話をしても夢でしかありません ただここに来てる人達と意見を交換してこうではないか?という考えはでてます。


 カイル:教えてもらっていいでしょうか?


 k:推測での結論ですがあっちは夢でなくてあっちも「現実」でこっちも「現実」だと思ってます


 カイル:?


 k:アニメとかで異世界に行く物語がありますがあのような感じでこちらとは全く別の現実世界が存在していて、そこで暮らす人間と私たちが「繋がった」と思っています。正確には繋がったのは日本人の私たちがあちらと繋がったのでなく、私たちにつながってる精神なり心なり魂なりってものが日本にいる肉体以外にほかの世界につながっている体にも繋がっていて 私たちはたまたまその二つの身体でいる記憶を共有してしまったということです。 


 カイル:すみません よくわからないです。 何かに例えて頂けると


 k:そうですね では私たちの魂なり精神なりはRPGゲームをしている人間と思ってください。そしてこうしている肉体を持っている私たちは操ってるゲーム内の主人公でそのプレイ内容が人生です。

 ところが私たちは普通の人がドラ○エかF○のどっちかしかプレイしてないのに日替わりで両方をプレイしてるようなものね。こっちとあっちの人生がそれぞれのゲームのストーリーってわけ

 他の人も同じように二つのゲームを日替わりでプレイしてるかもしれないけれどそれぞれのゲームの主人公の視点しか持っておらずプレイヤーとしての視点は持っていない。だから別のゲームのことはないも知らないってことかしら。


 カイル:なるほど・ いってみれば僕たちはあっちの身体も含めてアバターってことか。


 k:ソーシャルゲームとかと違って現実ではあるけどね 脳科学とかそんなものを無視してここで意見交換をしてそう考える方がしっくりくるといっただけで推論ですらない でもユング心理学みたいに人間の精神は云々って考え方もあるしね


 カイル:科学的な実験や検証をした上でないけれど向こうと繋がった人たちの意見ってことなんですね 実証やメカニズムを明らかにしようとしてモルモットになるのは嫌ですし、先輩の方々の意見を受け入れた方が精神衛生上良さそうですね 更に質問したいのですがいいでしょうか?


 k:どうぞ


 カイル:これって寝てる間に夢として互いの人生を過ごしてるってことになると思うんですがその分早く年を取ったりとか?


 k:まったく別の世界なんだから年を余分に取ることはないですよ それぞれゲームを交互にプレイしたとしても片方にそのゲームプレイ時間が加算されることはないのと同じです。


 カイル:よかった


 k:ただ それぞれのゲームのプレイ時間は変わらなくてもプレイヤーがそれぞれに使ったプレイ時間は二つを足したものですよね? つまり心なり精神なりはその分人より長い時を生きたのと同じになると思われます


 カイル:!


 k:恐いですか?


 カイル:はい 人とは違って心は実年齢よりも老けているってことですよね?


 k:心が肉体の年齢よりも高くなることは確かだと思いますがそれが老けてることになるとは限らないと思います


 カイル:どういうことでしょうか?


 k:芸能人が一般人に比べて若く見えるってことは聞いたことがありませんか? もちろんテレビに映えるように化粧をしていることもあるでしょうが心が若いからとも聞きます。 その理由は一般の仕事をしてるよりも毎日の変化が多いからだと。 なら私たちは別の世界を交互に生きる変化が多い人生を送ってるといえませんか? 


 カイル:なるほど 


 k:それにカイルさんは興奮したり高揚したりしたと言われてましたがそれがまさしく日常の変化じゃないかと思います。それが続く限り心が老けていくことはないと思います


 カイル:ありがとうございます しかしもっと気になることがあるのでお聞きしても?


 k:どうぞ


 カイル:もしどっちかの人生が終わった場合どうなるのでしょうか?


 k:これまでもあっちの人生を終えた人もいました ですが一方のゲームをクリアしたからといって勝手にもう一つのゲームが終わることはありません なので直接の影響はないのですが……


 カイル:どうなのでしょう?


 k:現実の死を経験したことでそれまでの死生観が変化することがあります。片方の人生で死を経験してもう一度訪れる死が恐ろしくて心の均衡を崩した人、逆に文字通り一度死んだことでことで吹っ切れてもう一方の人生で成功を治めた人もいるようです。


 カイル:そうなんですか こっちもあっちもまだ10代なんで向こうで危ないことをしないかぎりは死について考えるのはまだまだ先でいいみたいですね


 k:どっちもまだ10代なんですか? すごく羨ましいです。


 カイル:そういえば他の人も同じようにこっちとあっちの年は近いんじゃないでしょうか?


 k:いえ 少ない方ですね 極端な例だと向こうが60代の人生を終りが見えたところでこっちが10代とかもありましたよ 向こうが物心ついた年でこっちが50代とかも・


 カイル:そうなんですか! まったく想像できない  私は運がよかったんですね


 k:そうともいえます なんせ人生の一番いい期間を同時に経験できるんですから 


 カイル:今の人生がいいとも思えないんですけどね


 k:若いということがそれだけでいいものだということは過ぎ去ってからわかります それとカイルさんは今が一番いいですが以後 老いることでそれらを失うのも同時だし、死の恐怖も同時期に倍でやってくることになります


 カイル:ああっ!そうですね  じゃああっちとこっちじゃ年齢がずれてた方がいいんでしょうか?


 k:一概には言えないと思いますよ ただ私の場合あちらではもう3人の子供を育てた40前の女性ですがこっちではまだ中学生でこの春から高校生です。あちらで既に人生半ば以上を経験したのでこちらではあちらのように後悔しないように生きようとしています。あっちに比べてこっちは誘惑が多いので大変ですけどね。 ちなみにあっちと繋がって3年になります


 カイル:そうなんですか!同年代の上につながったのも昨日からの僕よりも遥かに先輩なんですね

 確かに向こうの文化はこっちよりも遅れてる感じですね カードのシステムはこっちよりもはるかに便利なのに


 k:一度衰退する前はこっちよりも凄かったのかもしれませんね 


 カイル:そういばkさんは女性なんですよね


 k:はい


 カイル:こっちとむこうで性別が違うってことは?


 k:あります ただそういった方は心のただでさえ二つの記憶が重なるのに性別の違いも加わることで混乱が大きくなってるんじゃないかと 掲示板に書き込んでくる人も少ないですし


 カイル:そうですか ありがとうございました おかげで混乱していたけれど同じ境遇の人がいることが分かって落ち着きましたし また来たいと思います


 k:よかったです。ところであなたは10代ということですが童貞でしょうか?


 カイル:!!!!!!!!!!!


 k:あー突然変なことをお聞きして申し訳ありません お姉さんっていうにはトウが経ち過ぎてますが若い子をからかってるつもりもあるんですけどね  いきなり変なことを聞かれて変に思われるかもしれませんが私はあっちじゃ既に人生経験豊富なおばさんだけどこっちじゃ体が若いからイロイロあるんですよ それにこっち人生はいいものにしようとこっちでは中学の時は勉強一筋だったんです。あっちで稼げる仕事に就けなかったことや稼げる旦那と一緒になれなかったんで それにあっちの人生じゃすでに子育てまで終えたせいかこっちの人生で恋愛に興味が湧かなくて とはいってもずっと生娘ってのもなんなので適当な年齢で経験を済ませておきたいってのがありまして


 カイル:(なんで僕の性体験の有無が関係あるんだろう?) 確かこっちのkさんはこれから高校だからまだ15で今年16歳ですよね? 適当っていうには早いんじゃあ?


 k:あ~ こっちじゃ確かにそうですけど あっちの人の記憶が入ったのならわかりますよね? 都市によって違いますけどこっちよりも結婚が早いってこと つまり向こうじゃ男性経験する年も早かったんですよ そのあたりの記憶も引きずっていて恋愛はともかく経験は早めに済ませておきたいんで  それに顔が見えない方がこういったこともあけすけに聞けたりできるから


 カイル:あっちとこっちの世界の違いがこんなトコに・・・  そのチャットで顔も見えないんでぶっちゃけますが童貞です その話はまた今度機会があればってことで!


 k:初心な反応ですね じゃ最後に重要なこと


 カイル:はい?


 k:あっちとこっちの自分は同じとしても記憶や心が繋がるまでは全く別の世界と環境で育ってますよね 心の形成期から互いが繋がってるわけじゃないなら性格は両方で違ってるはずです。 だから記憶の統合で二重人格になるんじゃなくて二つの形質をもつ人格が混ざって新たな別の一つになっていくと思います  だからあっちでもこっちでも自分はそう思わなくても周りからは性格が変わったと思われるかもしれませんのでご注意を


 カイル:なるほど・ 僕を俺と言ったりとかですね それぞれで変えない方がいいんでしょうか?


 k:たぶん無理をするとストレスがかかるだけでどっちの世界でもそれまでの自分を「演じる」ことになるからやめた方がいいと思います 周りへの配慮はしたほうがいいでしょうけどね でも臆病な性格だったのにいきなり大胆で堂々としたりとかそれまでと反対のことをすると周りからすると異常な行動に見えたり これまで猫をかぶっていたとか実は臆病だったとかいわれるかもしれません


 カイル:ありがとうございました びっくりすることも言われましたけどとても助かりました それではまた


 k:ノシ


 お袋にアクセスされないようにパスは記憶させないようにしてと……

 どっちも現実なのか それが正しいのか証明できないけどそれが正しくないかも証明できない 悪魔の証明ってやつか 思いがけずあっさりと自分の身に起こったことがわかったけど原因とかは不明なのかな?

 あっ向こうと繋がるのをやめることができるのかどうか聞くのを忘れた・・・次の機会でいいか とにかく色々疲れた。今日は冷蔵庫におかずが入ってるから先に食べて寝よう。

 しかしベッドに入ったもののイキナリHに誘われるようなことを言われてからかわれたので僕には刺激が強かった。考えてみると出会い系とかってこんなことをネットでやってるんだろうかなどとあっち世界絡みのこととは別の興奮をしてしまった。kさんの言うことが正しいとしたらもう中身はおばさんってことだよな。体は少女で心はおばさんってああいうことをする相手としてどうなんだろう?アリなんだろうか?年上にリードして貰いたいなんて妄想はあるけどなんか違うよな。

 などどいうのを考えていたせいか疲れて早めに眠るつもりが遅くなってしまった。

 そういやあっちの俺は……と思っていたら意識は沈んだ。



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