79 無意識に甘えてくるやつよね
お…はよございます
マジで
むりやわ
動けんよ
夜中も御手洗に何回も起きちゃうから、寝不足やわ、眠い
洗わなくていいってだけマシやけどさ?
腰がバキバキ
脳が搾り取られるくらい痛い
お腹が圧迫される
前の時と同じくらいダメ、いや、前より楽?
まだ声は少し出るのが救いだわ
ルーク「入っていいか?」
『はい』
横向いたら怖いから、替えたえた直後以外横向けない
まぁ今替えたばっかりで、横向けるけど、もう動けない
ルーク「温かいタオルを持ってきた」
タオル、欲しい
『お腹』
この痛みをマシにしてくれ
声ガサガサやん
御手洗以外、動く気力ないもん
ルーク「腹部か、動けるか?」
『いや』
もー、早く
ルーク「そうか、すまない、サナ、失礼する」
あーーーー
お腹温か
これなんだよ
なんでこんな痛い思いせなならんのか
『うー』
腰も痛いんだよぉ、バッキバキなんよ
ルーク「他になにかあるか?」
『腰、さすってください』
ルーク「…もう1枚タオルがある、当てておこう」
『はい』
さすってくれても、痛み引いたと思うけど、そっちのが良いかも
あー、お腹と腰にタオルは神ってる
痛みが薄れてくる
寝れる
ルーク「寝ておけ」
『は…い』
はぁ、もう考えるのすらきつい
だってさ
温かいと
寝……る
よね
『うーんん?』
寝てた?
今動ける、今のうちに御手洗や
うわ、ひっどい顔
血の気ないやん
でも、そんなの気にしてられんわ
布団!お腹温めないと御手洗に籠っとくことになるぞ
いや、それでもいいか
御手洗で寝るのもあり
人として終わる気がするからやめとこ
椅子座って布団くるまっとく
この痛みをどう表現すりゃいいんや
全女子よ、お疲れ様
じゃねぇよぉ
痛いんだよ
ルーク「入っていいか?」
『はい』
ルーク「温かい飲み物を持ってきたが、いるか?」
『すこし』
ルーク「分かった」
温かい飲み物なら少し入りそう
ホッカイロ、ガチめに欲しい
あー、温かい
胃に優しいわぁ
『頭痛い…』
お腹と腰の痛みが引いたら、残ってるのは頭なのよ
ルーク「そうか」
あー、ルークさんの手が撫でてくれてるわ、ゴッドハンド
『暖か』
2度寝?3度寝?できる
このゴッドハンドは私だけのものだ
おや
すみぃ
あれ、なんで私ベッド居るの?
机に突っ伏してた気がする
いいや、歩けるから替えてまた寝よう
あ、さっきより唇の色良い
お風呂無理だなこれ
外の冷気に当たったら今、ダメだよ
ルーク「入っていいか?」
『どうぞ』
ルーク「これで身体拭けるか?」
『はい』
ルーク「また来る」
『分かりました』
今はまだ動けるぞ
だって沢山寝たから
櫛も用意してくれてたんだ
助かる
髪の毛なんて気にする余裕無いもん
お腹以外汗かいてるんだよね
冷や汗かもしれんけど、スッキリするわ
このタオル温かいわ
ホッカイロに埋もれて寝たい
言ってしまえばホッカイロになりたい
ルーク「拭けたか?」
『はい』
ルーク「失礼する、今日はこのまま、朝まで寝るといい」
『ありがとう、ございます』
明日は二ビアちゃんの代わりに頑張るから
今日は寝る
ルーク「他にできることはあるか?」
『お腹ぽんぽんしてください』
ルーク「……そ、うか」
これこれ
このリズムよ
母親が子どもに寝かしつける時に、お腹ぽんぽんするやつね
ルーク「昔、こうやってもらった記憶があるな」
『はい』
あ、眠くなってきた
沢山寝たのにね
ルーク「ここにいる」
『こ…こに』
居てくれないと
『寂しい』
ルーク「大丈夫だ」
『一緒に…いて欲しい』
ルーク「ああ」
いてくれるんだ
ルーク「おやすみ、サナ」
『おやすみ、なさい、ルークさん』
安心するな




