2 推しイケオジが独身な件
宮殿の中ってめっちゃ壺とかあるイメージやったんだけどさ
案外無駄なものがないな〜
ルーク「ここで待っていろ」
『はい』
なんか周りの人にジロジロ見られてるしぃ気まずい…んだけども!それよりも!
使用人っぽいイケおじも見つけてしもた…
初老な感じでタレ目で佇まいが美しい…
何このパラダイス
あ、ルークさん出てきた
ルーク「入ってくれ」
『分かりました』
いやぁ、ひっろいな〜
ん?なんか男の人が2人いる
うっはうは、イケおじおるやん
めっちゃニッコニコな感じのイケおじぃ
ルークさんはオールバックやけどこの人は天パでわしゃわしゃしてる〜けど天パ長髪とか最高やんけ
おっふ、その隣には片眼鏡っていうの?博識イケおじ!銀髪でぇ↑優しい笑みでぇ↑さっきの人より長髪やんけぇ!
まぁ1推しはルークさんかも
???「おぉ、こいつか?ルークが言ってたのは」
ルーク「そうだ」
天パ長髪イケおじは想像通りの好奇心旺盛な感じ良きよ
???「俺はカタルって言うんだ!」
『よろしくお願いします、カタルさん』
あれ?ルークさんなんかピクってした
どうしたんだろ
カタル「んで…別の世界から来た?とか?」
『そうなんですよ』
???「そのような話は聞いたことはないんですよねぇ」
うん!博識イケおじはお優しいお声ぇ
???「あぁ、私はサヒルと申します」
んうう、覚えられる?これ?
イケおじだけでも何とか覚えよう
最強イケおじのルークさん
元気そうな長髪イケおじのカタルさん
博識そうなイケおじのサヒルさん
おし、復唱をしながら覚えよう
サヒル「お嬢さんのお名前はナカミヤ サナと言うのですよね?」
『はい』
カタル「珍しいなぁ」
イケおじにマジマジと見られるの昇天しそ
『でも、私本当にここはどこかも、この国の名前も全く分からないんです』
ルーク「と、言う事だ」
サヒル「サナさんのお話が本当であれば帰る家も無いということになりますね」
あ、そうやん、めっちゃ困る
カタル「ルークが見張っとけばココに泊めてもいいんじゃない?」
ルーク「何故そうなる」
まぁこんなパッとしない女とか嫌ですよね…
サヒル「まぁまぁ、ルークさんは奥さんも居ませんし」
ルーク「…」
こんなイケおじで奥さん居ないの!?
『えぇ!?!?』
カタル「お?どした?」
『…奥さん…居ないんですか!?』
カタル「ソコに食いつくか?(笑)まぁ俺も居ねぇけどな」
それならルークさんにだけ見張り任せるってのは…いやでも申し訳ないですわ…
サヒル「まぁこのルークさんは色恋に興味が無いですからね」
ルーク「…」
さっきからルークさん黙ってる…
カタル「俺は遊んでたいからな〜」
カタルさんってイメージ破んないなぁ
サヒル「まぁとりあえず国王の耳には入れておくべき事態でしょう、サナさんを国王に会わせるべきでは今は無いでしょうから」
ルーク「同意だ」
カタル「俺も〜」
なんか意見まとまった感じかも
カタル「ま、ルークは強いから頼んだ〜、俺は寝るわ」
あ、出てっちゃった
ルーク「…」
イケおじに振り回されるイケおじ…すこ
サヒル「カタルさんは頭は切れますから」
ルーク「それは否定しないが」
『カタルさんやサヒルさんって普段何やられてるんですか?』
サヒル「カタルさんは普段はこの国の交易や収支などを扱ってるんですよ。私はこの国の歴史を学びこれからの国の在り方を考えるんです。ルークさんはこの国一番の武人ですね。」
え…めっちゃ凄い人がいるよね
『そんな凄い人達が…』
サヒル「私たちが何かあれば集まり、意見を出し合うんですよ」
今の私のような怪しい人とかは国王に会わせる前に見極めるってのかぁ
サヒル「サナさんもお疲れでしょうから夕食にしましょうか?」
『ありがとうございます』