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レミア vs ???3

人間サイド

・レミア

1.蝋を出して操る。出した蝋は、爆発するような燃え方をする。

2.不明

3.不明

侵略者サイド

・???

1.中距離広範囲の衝撃を光と共に与えて、削り、破壊する。クールダウンは1分。一部不明。

2.火の玉を貯めて打ち込む。複数打ち込むことも出来る。

3.不明

地下一階から屋上。それを登り切り、ルトポロアを捕獲する。

それがレミアのミッションだ。

恒星が貫かれた床と共にレミアを照らす。

「言ったな。私を倒すと。出来るのか?先ほどまで泣いていたのに。終わっている。一分のクールタイム。

今避けたとして、お前はまた避けれるのか?迫りながら。」


レミアは怯える身体に唇を噛みしめる事で抑える。

そして、ミケヒロの会話を思い出す。

===============================================


「いいか?三つの能力の警戒する順序だが、警戒すべき順に未知の能力、火の玉、光の柱だ。」

「へ!?なんで光の柱の優先順位を下げるんですか!?」

「全く警戒されていない状況の相手に攻撃して、無傷で避けられる能力だぜ?火力は高いが使いにくすぎる。

それに、降りて逃げながら使えばいいのにそうし続けるのは、多分下方向にしか打てないんじゃないか?

今もわざわざお前を待って屋上におるんだろ?隣のビルに逃げるなり、やり方はいくらでもあるのにそうし続けるのは、出来ないからだと予想するぜ。確かに戦闘には使えない能力だが、仕切り直すのには十分だ。使えない状態に持ち込むのは少しリスキーなんだろ。多分。

まあ無理矢理戦闘に使おうとして瓦礫に当てる偶然を狙って打つわけにもいかないから、精々脅しか、敵を刺激するとかにしか使えない。それより、蝋を一部コントロール出来る火の玉と未知の能力を警戒しろ。まあもし来ても避けられるように最低限の警戒は忘れるんじゃねえぞ。」


===============================================


(あれは脅し!警戒は最低限で済ませればいい!)

レミアは蝋を出し、前方10m上3mにある一階までの坂を作り、登ろうとする。


それを阻止しようとルトポロアは火の玉を貯め込もうとしたその時。


「マジックハンド!!!」


レミアは両手をルトポロアの方に向け、両手を手首から離してルトポロアの方に飛ばす!


速度は秒速3m程の比較的ゆっくりとした動きだが、ルトポロアの気をそらすのには十分だ。


(怯むものか。)

ルトポロアは火の玉を貯め切り、5つの火の玉を指の上に作る。

まだレミアは4割地点までしか登りきれていない。


ルトポロアが火の玉を打ち込もうとすると、


「そして、マジックビーム!!」


レミアの両手は指を指す形になり、人差し指の先端からピンク色のビームを出す。

ルトポロアはそのビームが自分の所に来る0.5秒の内に判断し、避ける。


(今度こそ。)

ルトポロアは再び火の玉を打ち込もうと手を振り上げ切ったその時、


「カアアッ!!」


ルトポロアの背後の高い所から異質な動物の鳴き声がした。


ルトポロアがたまらず振り返ると、


カラスが落ちて来ていた!すかさずルトポロアは貯めていた火の玉をカラスに打ち込み、自分の身を守る。


その隙にレミアは一階に登り切った。

再びルトポロアはレミアの方を見て、


「2つの能力を見せたとはな。一階に上る為に。これでお前の能力を全て見た。そんな能力では来られない。ここに。能力が全てバレたのなら尚更。次は怯まない。」


「一階に来られた地点で私が相当有利になったの!分かる?」


そういうとレミアは、一階の出口の方に行き、ルトポロアからは死角となる位置に逃げ込む。


===============================================


「ああ、じゃあ作戦なんだが。いいか?まず、一階に行く際に二つの能力を使って目をそらせ。必ず見せつけろ。」

「ええ!意味があるんですか!?そんな事!」

「相手の警戒を薄める為だ。不安定要素が無くなったと思わせた時、相手の想像を超える能力の使い方をする事が出来る。それまでは、表に出さなくてもめちゃくちゃ警戒している筈だ。警戒されて作戦が水の泡になる方がよっぽどデメリットだ。」

「..なるほど!分かりました!」

「後、一階に行けさえすれば、結構有利に持っていける。なぜなら...」


===============================================


「パリン!!」


ガラスの割れる音が出口側の方面から聞こえる。


ルトポロアはすぐさま駈け寄りながら火の玉を貯め込み、出口付近に打ち込むが、


そこにはレミアはいなかった。

代わりに、蝋の塊があり、火の玉に当たって爆発した。


「こっちだよ!」




ルトポロアは再び真ん中の大穴から覗き込むとそこには、


レミアは坂を作って2階に来ていた。


(なるほど。死角や放出した物質をガラスにぶつける事で一階以降はそらせる事ができる。私の目。行き方は4方位+真ん中。5つの方向から登る事が出来、あっちむいてホイよりも低くなってしまう訳か。確率。)


レミアはドヤ顔を決めて、

「諦めて降参しなさい!!そうすれば、痛くしない!」




しかしルトポロアはそんなレミアを見て、不気味な笑顔を見せ、

「痛くできるなら。するといい。ははは。」



笑った。




(そう登られるのは想定済みだ。お前は死ぬ。私の3つ目の能力で。)


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