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ベルブ  作者: Fulevia
Prologue
1/16

崩れ落ちた世界


意識が戻ってくる。

感覚が徐々にはっきりとしていく。


口に広がる血の味。

何かが壊れる音、誰かの悲鳴、叫び声、泣き声。

何かが焦げるにおい。


重い目を開く。


横転して燃える車がある。

(みんなであの車に乗っていたはず)


起き上がろうと体を動かす。


「うっ」


体が痛い、腹部から血も出ている。

燃える火の音に交じってぐちゃ、ぐしゃと何かを潰すような音が聞こえてくる。


(何の音だ?)

音のする方向へと目を向ける。

燃える車の奥、人よりも二回り大きい濃い深緑色の怪物がいる。


ピロリンとスマホが鳴ってしまう。


化け物がこちらをゆっくりと振り返る……

そして俺を見つけると、奇声を発しながら四足歩行でグングン近づいてくる。

(早く、早く逃げないと!)


そうは思うがうまく力が入らない。

数十メートルの距離をあっという間に詰めてきた化け物は倒れて動けない俺を前足で踏みつける。


「うっ!」


腹部の傷がさらに開き血が流れていく。

痛い。熱い。


「だれか、たす、け……」


痛みが、感覚が無くなっていく。







薄れゆく意識の中で風の音だけが聞こえた……

初めまして作者のFulevia(フリヴィア)と申します。

まずは読んでいただきありがとうございます。

初投稿なので変なところがあるかもしれません。(見つけたらコメントください)

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