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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0章 マリアの過去
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実力

(私ってどこまで強くなったのかしら?)

マリアは常々そう思っていた。相手がいなかったのだ。

(一応、人一倍努力したつもりだけど。…!人が襲われている!)

すぐに駆けつける。

(調度良い相手が見つかった!)

「大丈夫ですか?」

「え、ええ。」

「なんだぁ?てめぇも、身ぐるみ剥がれたいのかぁ?」

「へへ、よく見ると良い女じゃねえか。兄貴、遊んで良いよな?」

「ああ、いいぜ。」

「ふっ!」

マリアは、剣を振るう。が、自分から飛ばされた。

(避けられた!?私ってこの程度…。)

と思っていたら泡を吹いて倒れた。

(えっ?ひょっとして、避けたのでなく風圧で飛ばされただけ?)

「ひっ!逃げるぞ!」

マリアはデコピンをしてみた。

メキメキメキメキィ!

「ぐあー!!」

(えええええーーー!!デコピンでーーー!!!)




「ありがとうございました。おかげで助かりました。お強いんですね。」

「い、いえ。気にしないで。」

(自業自得…よね?デコピンで頭の形が変わっていても仕方ないわよね?それにしても、バカみたい弱かったわね。うっかり殺してしまいそうになったわ。結局今の自分の強さがわからなかったわね。)

しかし、実際倒したのはBランクの実力の持ち主だった。

「そこまでお強いのなら闘技場に出てはいかがですか。賞金がもらえますよ?」

賞金ね。所持金も減ってきたし参加しようかしら?

「…考えておくわ。」

「闘技場すごいんですよ!『最強』の名が欲しくて、二つ名を持つものがたくさん集まってくるんですよ!しかも、賞金は1万G!」

二つ名?それは、いらない。狙うのは、賞金だけ。

「よかったら、貴方の家まで護衛しようかしら?」

「いいんですか?すみません、お願いします。」

こうしてこの場を後にした。

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