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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第6章 悪竜グラギウス
82/220

12年ぶりの再会

(えっ?あれって不死鳥!?どうしてここに?)

グラギウスに負けないほどの大きさの不死鳥が、ランドをブレスから守った。

「う~ん?どこかで…。」

シオンが何か唸っている。

『グラギウスよ、いい加減人を襲うのは止めよ。』

「ダレガ、ヤメルカ!」

『そうか。』

ヒュンッ、バキィ!

すると、不死鳥が一瞬で間合いを詰め、グラギウスを蹴り飛ばした。

(速い!)

「グオオオオー!!」

『これで、消えよ。』

不死鳥が炎を吐く。

「グアアアアー!!」

その炎に身を包まれ、グラギウスは灰になった。




「た、助けていただいてありがとうごさいます。」

ランドがお礼を言っている。

『気にするな。』

不死鳥がフィオナとシオンの前に立つ。

(な、何?)

『久しぶりだな。シオン、フィオナ。』

何で名前を…。もしかして!

「もしかして、ピィちゃん?」

『そうだ。』

(えええええーーー!!だって、え?12年前は、手のひらサイズだったじゃない!しかも、喋ってる!)

「大きくなりましたねー。一目では、わかりませんでした。」

(なりすぎでしょ!)

「今でもこの羽根、大事にしてますよ。」

(そういえば、別れ際にもらったんだったっけ。)

『それは、何より。では、今の私の羽根をあげよう。』

「ありがとう。」

シオンが羽根を受けとる。

『それじゃあ。』

「あれ?もう行くんですか?」

『ああ。最近グラギウスのやつが暴れまわっていて困っていると妻に言われたからな。我が子を襲われては、かなわんし。そのために来ただけだ。』

(妻子持ち!?)

フィオナは、ピイちゃんの話を聞くたびに驚いている。

「そうですか。巣の場所を教えてもらえません?たまに、話をしに行きたいので。」

『できれば歓迎したいが、大事な時期なのだ。妻のストレスになっては、かなわん。』

(増えるんだ。)

驚くのに疲れたのか、最終的に呆れた。

「んー、残念です。じゃあ、またね。」

『ああ、またな。』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シオン

装飾品

幼鳥不死鳥の羽飾り→成鳥不死鳥の羽飾り(即死無効)

ランド

武器

アロンダイト→ドラゴンスレイヤー

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