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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第1章 魔族軍の戦争主義派襲来
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戦後処理

「…でどうする?というより背中に刺さった剣抜いてくれねーか?」

「どうしましょう?後今抜きますね。」

目の前に転がっている50000の敗残兵。これをどうするのか全く考えてなかった。いろいろ考えているとシオンの隣で空間が歪み始めた。

「シオンー!」

メキィー!!

「ふぎゃー!」

空間から飛び出してきたのは、エリシアだった。そして、すぐにシオンを抱き締める。エリシアは、ものすごい怪力の持ち主で、そのため珍しくシオンが悲鳴をあげている。気を抜いていたせいでかわせなかったらしい。ちなみにエリシアがここに来るのに使った魔法は、空間を歪ませて好きなところを行き来できる『空間転移(ワーム・ホール)』という魔法であるのだが、

「遅かったな、どうしたんだ。」

ちなみにエリシアが受注していた依頼というのが、魔王城へ食料物資の運搬だった。10万の魔族が1ヶ月生きていける量だったらしい。

(『空間転移』便利だな。それとエリシアも無事でよかった。)

「お礼に食事に誘われてたからね。ご厚意を無駄にするのもね。」

なるほど。それにしても、

「シオン、大丈夫か?」

「…魔族から受けたダメージよりも、…女性に抱き締められたときのダメージ方が大きいとか…格好悪い。」

(おお、無事だったか。)

「魔王城でコテナが攻められていると聞いて飛んできたんだよ。」

(空間をな。それにしても、調度いいところで帰ってきたな。ということで…)

「エリシア、悪いんだけどこの兵達を魔王城に運んでくれないか?」

「えー!帰ってきて早々!」

「駄目なのですか?」

「喜んで♪」

(おいこら!なんだこの違いは!いや気にしたら負けか。はあ。)

エリシアが指を鳴らす。それだけで、エリシアと兵達は姿を消した。

(便利だなホント。)

それから魔王城に兵達の身柄を引き渡した。そして、三日後。何でもその兵達がまた今度勝手なことをしたら、死ぬ呪いをかけたらしい。

(それなら最初から…、いや何もしていないうちからその呪いはかけられないか。はあ。)

その連絡を聞いて、ランドは溜め息を吐いた。



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