表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第5章 前世の因縁
68/220

あの世

朝、突然異変が起きた。

「う、あ。」

「シオン?…!どうしたの、それ!」

シオンの体が、黒いオーラに覆われていた。それも『スピリッツ』ではない。どこか禍々しさがあるのだ。

「何だこれ!我が味方を清らかに…『快癒(リカバー)』!」

快癒(リカバー)』は、ほとんどの毒、呪い、混乱、石化でも治すことができる(セブンスフォレストの時は、治してもすぐ霧を吸ってしまうためダメだった。)。が、

「治らない!?」

全く効果がなかった。

その後、コテナ中の治癒術士に診てもらっても、原因がわからなかった。

そこで、空間魔法で魔王城に行き、ダメ元でリオに診てもらった。すると、

「胸の辺り…、魂かな?それが酷く汚れているようだ。このままだと廃人、もしくは殺人衝動に襲われて近いうちに人を殺す。」

「ぐ、あ。」

「ど、どうしたら助かりますか。」

「閻魔に診てもらう方がいいだろう。案内しよう。」

そう言って、魔王城の裏庭に案内される。そこには、巨大な扉が立っていた。

「これが、世を出入りする扉。『あの世とこの世の(はざま)』よ。閻魔は、気難しい方だがちゃんと礼儀を払えば大丈夫だ。」

「わかりました、ありがとうございます。」

「気にするな。以前世話になったのだ。その礼だと思ってくれ。」

「では、行ってきます。」

そして、シオンを連れて扉に入っていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ