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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第4章 マッドサイエンティストとの決着
64/220

スピリッツⅣ

時は少し(さかのぼ)る。

シオンが『スピリッツⅢ』を使えるようになった頃のこと

(師匠は、言っていましたね。Ⅴになると人間に戻れなくなると。ということは、Ⅳの時点で人の姿を半ばやめているのではないでしょうか?)

そして、シオンは師匠が言っていた足りないものは、Ⅳになるためのイメージだと思った。

(どうイメージすれば良いかわかりませんね。では、片っ端から…)




(虎!…違いますね。ドラゴン!…でもない。仮説が間違えているのでしょうか?)

すると、ふとピイちゃんこと不死鳥が頭を過った。

(不死鳥!で、できた!ぐう!)

しかし、一秒しか維持できなかった。これでは使えない。その後何度も練習を重ね、ようやく30秒維持できるようになった。




そして、現在

「混沌よ、全てを飲み込み無へと還せ。我が血を代償に。『黒渦(ブラック・ホール)』!」

これは魔法ではなく、Ⅱになった時に使える『スピリッツ技』。段階が大きくなるごとに威力が上がり、範囲も広くなる。シオンの場合は、血を結構失い貧血になってしまう。

ちなみにシオンは『スピリッツⅣ』のことは、皆に教えてある。しかし、まだできないみたいだ。

アリスは混沌の渦に飲まれた。

「おやすみ、母さん。」

最後に別れの言葉を贈った。

「うっ!」

シオンは軽く目眩がした。貧血だ。

「せ、せめて見届けないと。」

本音は、一緒に戦いたかったが、間に合うかどうか自信がなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???技→スピリッツ技

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