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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0,4章 クリスとの出会い
54/220

結局

「師匠、見ているだけなんて狡いです。」

「これも修業のうちよ。」

「助けていただいて、ありがとうございます。」

「良いのよ。さっ、孤児院に帰りましょ。」




「クリスを助けていただき、ありがとうございます。」

「気にしないで。じゃあね。」

マリアは帰ろうとするが、

「お待ちください!実は、ハーフのクリスがいることがどこからか他国に漏れてまして。」

(嫌な予感…。)

「私達では、守りきれません。ですから、クリスを連れていってくれませんか?」

「院長先生!」

どうやら、クリスにも話していなかったようだ。

「クリス、残念ながら私達は、力が足りない。また、今回の様なことが起こるかもしれない。彼女達に任せるのが一番なんだ。」

先程の恐怖がよみがえる。自分がどこかに連れていかれる、下手をすれば怪しげな場所に売られていたという、そういう恐怖が。

「…わかり…ました。」

クリスが頷く。

(はあ、子守りか。)

クリスが頷いたのに満足したのか、エリシアが笑顔だ。

(コラ!エリシア!嬉しそうな顔をするな!不謹慎よ!)

「わかったわ…。ちなみにこの子の両親が引き取りに来ることはないの?」

もしかしたら、環境が整い次第迎えに来るかもしれない。そう考えたが、

「それはありません。すべて、私に任せるとのことでしたので。」

(よっぽど生活環境が良くないのね。)

「私は、マリア。これからよろしくね。クリスちゃん。」

こうして、新たに一人増えた。

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