表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0,2章 エリシアとの出会い
44/220

私の傍に

(あ、あ、あああああー!!姉さん、姉さん!消えないで!一人にしないで!私には、姉さんしかいないの!お願い…だから、誰か傍にいて…。)

「うわあああーーー!!」




「うわあああーーー!!」

「(ビクッ)え?何ですか?」

「今すごい叫び声が…。」

「何があったのかしら?」

窓から周囲を見渡し異変に気づく。

(村人が…消えた?いったい何が…。それに何か違和感が…。)

その理由がすぐにわかった。

「ちょっと待って…。隣の家透明になってない?」

「違うわ!あれは、消えているのよ!」

マリアが石を投げて確認する。その建物はすり抜けた。

「やっぱり!」

「さっき聞こえた声の主を探しましょう!なにか知ってるかもしれません!」

窓から飛び出し、声の主を探した。




「あああああー!!」

「あの子さっきの…。」

(原因は、彼女?何か彼女を中心に結界のようなものが…。しかも少しずつ広がっている。)

「た、助けてくれ!」

(生き残りがいた!)

と思ったら結界内に入ってしまい姿を消した。

(やっぱり!)

「ど、どうしたら。」

「このままだと、もっと被害が大きくなるわ。」

シオンは方法を一つだけ思い付いた。無謀とも思える方法だ。

「僕が、捨て身で彼女のもとまで走り、落ち着かせます!」

あれほどの未知の魔法、気絶させても発動したままになる可能性がある。シオンは、そう考えた。

「「バカじゃないの!?」」

「僕は、真剣です!」

フィオナが服の裾を掴むが、エリシアのもとへ走って行ってしまった。

(シオンが、シオンが死んじゃう!)

そう思ったとき、シオンの髪飾りが光った。

(シオンを守ってる?)

そして、シオンはエリシアのもとにたどり着いた。




(誰かに抱き抱えられる。誰?)

「落ち着いてください。このままだとたくさんの人が死んでしまいます。」

「あ、貴方は…大丈夫…なの?」

「あれ?特に影響がありませんね?」

(いた!私の近くにいても消えない人が!)

それに安心したのか、エリシアは少しずつ落ち着きを取り戻した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ