表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0,2章 エリシアとの出会い
43/220

悲劇

一時間半後

(30分早いけど、待ちきれない!)

姉のいるであろう台所に行く。しかし、

(あれ?いない?すでに鹿は、切り終わっているけど…。どこにいったの?)

エリシアは姉を探していた。

(いったいどこに…。いた!でも、なんでこんなところに?どうして険悪な雰囲気で村人達に囲まれているの。)

「今日こそ、追い出せ。あのガキを!」

「そうよ!どう考えたって怪しいわ!気がついたら森の中で突っ立っていたなんて!」

「あれは、人間じゃないかもしれねぇぞ!さっきだって鹿を大量に担いでいたじゃねえか!あの細腕で!」

「ですから、何度言っているように追い出す気はありません。迷惑だってかけていないでしょう?」

「気味が悪くてしょうがないだよ!」

私、村の人達にそんなふうに思われていたのね…。

「いい加減にしろ!くそ女!」

村人の一人が姉さんに石を投げる。

(やめて!)

気がついたら、走り出していた。

「もうやめてー!!!」

エリシアから、何らかの魔法が発動した。

「な、なんだこれは!」

「身体が消えていく!」

村人達が消えていく。そして、エリシアの姉も例外ではなく透けていた。

「姉…さん。」

「うん、わかってる。私を守ろうとしてくれたのよね?」

「わた…し。」

「貴方は悪くないわ。これもきっと運命だったのよ。私を守ろうとしてくれてありがとう。私の分まで生きて。」

エリシアの姉が…消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ