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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第3章 セブンスフォレスト
32/220

怠惰

(頼むからもう終わってくれ!)

そんなランドの願いも虚しく霧の色が変わる。青から水色に。

(もう勘弁してくれー。)

「フィ…姉さん、もう歩きたくありません。おんぶしてください。」

「というより、この依頼もう諦めない?きりがないわ。」

順番にシオン、クリス。普通シオンは、おんぶなんて恥ずかしいことをされるくらいなら足引きずってでも歩く。クリスも一度受けたことは内心どんなに嫌でも最後までやる。今の一言は、らしくなかった。

(霧の影響だな。)

二人を引きづりながら進んで行く。すると、

「んっ?あれが最深部じゃないか?」

大きな木が立っている。そして、これ以上道も見えなかった。

「最深部に見えてるだけよ、きっと。」

クリスが気だるそうに言う。副音声で帰ろうの一言が聞こえてくる。

(そんなに帰りたいか。いや、霧のせいなんだろうけどさ。)

フィオナがシオンを、エリシアがクリスをおんぶする。

(もう18歳なのに…。)

こうして5人は、最深部へと向かった。

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