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傲慢
「もう…、帰りたい。」
シオンが疲弊しきっていた。
(同感。もう二度とこの森には、来ない!ぜっっったい!)
霧の色が変わる。ピンクから青に。
(まだあるの?)
茂みから魔物が出てきた。
(ひょっとして今回は、影響なし?)
しかし、
「こんな雑魚俺一人で充分だ。引っ込んでろ!」
(また、影響受けてるし。)
よく見るとフィオナとクリスも言い合いをしている。そのせいで連携も何もなかった。
(早く魔物を倒して中継地点へ行きましょう。)
(『消去』!)
私の2つ目の独特魔法。どんなものでも指を指すだけで消すことができる。霧は、無尽蔵だから無理のようだが。
魔物は、消えた。そして、すぐに5人は中継地点へ急いだ。
「ごめんなさい!弓なんて威力の無さそう武器なんて役に立たないなんて言って。」
「気にしないで。霧のせいよ。」
いちいち気にしていたら、身がもたない。
「どこまで続くのこの森、そろそろ最深部なんじゃないの?」
5人は、精神的に限界が近づいてきた。
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エリシア
魔法
『???』→ 『消去』