嫉妬
「「「う、ううん…。」」」
(おお、3人同時に同じセリフで起きた。)
何気に面白がりながら、
「何があったか、覚えてます?」
皆にポーションを配る。
(たくさん作っておいてよかった。ポーション感謝!)
「ああ、シオン迷惑をかけたな。」
「気にしてませんよ。」
「エリシアごめんなさい、別に殺したかった訳じゃないの…。」
「こっちもごめんなさい、これ呼ばわりして。」
「「そして、クリスごめんなさい。」」
(これで少しは、仲良くなってくれれば良いんですけど…。)
落ち着いたところで、わかったことと可能性の話をした。
「どう対処すれば良いんだ?」
「頑張って押さえ込めとしか言い様が無いわね…。」
「クリスとシオンの共通点…、思い付かねなぁ。」
ランドは、どんな人が効かないのか考えているみたいだ。でも、材料が少ない。
「引き続き調査を続けましょ。自分で様子がおかしいと思ったら言えば良いわ。」
調査再開!
(霧の色が変わった?赤からオレンジに変わってるような…。)
モニュ!
フィオナは、胸に違和感を感じた。
(え?なんでエリシアとクリスに胸揉まれてるの!)
気がついたら、二人に胸や腰回りなどを弄られていた。
「ちょっ…、やめ…」
「ズルいわ、フィオナ!どうしてそんなに胸が大きいの!」
「そうよ!おまけに、こんなにくびれが…」
さっきより激しく弄くり回される。
(やめて!誰か助けて!)
ランドを見るが、鼻血を出して倒れている。
(使えない!シオンは?)
「さっきと比べれば、かわいいものですね。あっ、あそこも霧が無いですね。フィ…姉さん、あそこに着くまでの我慢です。」
(ちょっとは助けてー!)
女子三人で反省会をしていた。
「何か言うことは?」
「「ごめんなさい、つい本音が。」」
ランドが嬉しそうな顔をしている。
(さっきのは、眼福だったなぁ。)と思っているとフィオナが俺に弓を構える。
(ちょっ!なんで。)
「さっきのは、忘れなさい!」
それから、フィオナの魔力が尽きるまでボコボコされた。だが、ランドは誓った、忘れないと。
(絶対にな!)