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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第17章 勇者
209/220

歌の恐ろしさ

ちょっとグロい?かも。こういう前書きを書く基準がわかりません。

「殺したのか…。二人を…。」

ユウトが三人を睨む。その瞳には怒気、憎悪、悲しみの負の感情が渦巻いていた。

「…そうだ。」

「…誰だ、お前は?」

(ああ、そういえば『ジェネレーション』のままだったな。)

シオンは、『ジェネレーション』を解く。

「これでわかりますよね?」

「…!?お前ら…だけは、…絶対…!」

「憎むのは勝手だけど、貴方達も魔族を殺したことを忘れちゃダメよ?」

「魔族殺して何が悪い!」

「魔族が一体何をした!」

(あっ!?『ジェネレーション』の使いすぎでしょうか?口調が…。でも、そんなことより、)

「いいですか?人間と魔族の違いなんて見た目と力以外ありません。良い人もいれば悪い人もいます。確かに歴史でも魔族が人間を虐げていた時もありますがその反対もあるんです。」

二人を消した時点で説得は不可能だとわかっているが、言わずにいられなかった。

「それに今の魔王は人間が好きでしたよ?もしかしたら…」

「黙れ!魔王は倒される存在だと相場が決まってるんだよ!『一閃』!」

ユウトが折れた剣で斬撃を飛ばす。だが、それはランドがよく使う技であり、避けるのは容易い。シオンに至っては見飽きていると言っても良い。

「すう…はあ…。ふん!」

シオンは一凪ぎする。それだけで『一閃』は消失する。

「何!?」

(錬度が低い…。まるで素人が偶然成功したかのような?でも、どう見ても確信を持って放ってますし…。う~ん…。)

もし、ランドが放ったら折れていても相殺どころか受け止められない。

「『攪乱弾(インパルス)』!」

この場にいる精霊が『魔力玉(マジック・ボール)』を一斉射をする。

「がっ!ぐっ!まだだ!俺は選ばれた人間なんだ!俺は力も強いし、全ての属性魔法を使えるんだぞ!こんなことして良いと思っているのか!」

(((それがどうした!)))

さっきからユウトの言動が三人を苛立たせていた。

「二人の仇だ!」

「魔族にも同じことが言えるの!『(バインド)』」

フィオナが魔力の縄でユウトを拘束する。

「こんなもの、すぐに引きちぎって…」

「『ジェネレーション』!二人とも耳を塞いで!」

クリスの指示でシオンとフィオナは耳を塞ぐ。

(あれ?歌って援護の類なんじゃないの?)

「『死神』!ラララ~!ララーーー!!」

((~~~~~!))

二人は耳を塞いでるのに、不思議と体に響いていた。一方、ユウトは

「ぐあ、ぐえ!…や、やめ…頭が…割れ…」

パアン!

ユウトの頭が破裂した。

(お、恐ろしい…。)

姉弟はそろって同じ感想を抱いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリス

『ジェネレーション』new !

ジェネレーション技

『死神』new !

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