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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第16章 装備の整え
204/220

精霊姫の服

現在、拠点に戻りフィオナはある装備を手に入れていた。それは、前世の、精霊姫の服。大精霊達が大事に保管していた。何故出会った当初に渡さなかったのかというと、二度とこの服を着ることはないと半ば諦めていて忘れてしまっていたらしい。

「ふふん、シオンどう?」

「あー、似合ってます、はい。(棒読み)」

(いい加減前世は前世、今は今で考えてくれると嬉しいんですが…。姉さんのいい相手見つかると嬉しいです…。)

ちなみに、死んでも尚アレンの加護が付いており神木と同じように神の武器以外では破壊不能になっている。

(姉様似合ってます!シオン、代わりなさい!)

(獣が!獣がいます!落ち着いてください、シーナ!)

シーナが興奮するのは珍しい。シーナは普段精神世界ではどうしているかというと、体は元々シオンのものなので常に少し眠いらしい。 そのため、普段は寝てしまっている。

「サイズが見事にピッタリね。人間が着るのには、少しデザインがおかしいけど。」

精霊姫の服はいかにも精霊です!と主張しているような服だった。おまけに少し胸が強調されている。

(少し露出が気になりますけど…、まあいい…)

「フィオナ!それは私に対する挑戦状なの!?ねぇ!?」

「クリス!?」

クリスが暴走する。胸はクリスにとってタブーなのだ。シオンが今にも飛び掛かろうとするクリスを羽交い締めにして抑える。

「お、落ち着いてください!元々ああいう服なんです!」

「放して!一発殴らせて!フー!フー!」

「吸血鬼の血が濃くなってから力が…負け…、あっ!?」

シオンの拘束を振り切りクリスが飛び出す。

「こ、興奮しすぎだ!『守護者(ガーディアン)』!…ぐあーーー!!」

「ランドーーー!?」

『守護者』の効果は確かにあった。だが、クリスは理性が飛んでいるため、力のタガが外れていて呆気なく吹き飛ばされた。

「ワ、『空間拘束(ワーム・アウト)』!」

エリシアが空間に穴を開き、そこに力ずくでクリスの手足を嵌め込む。

「放してーーー!!」

「クリス、いつか大きくなるから…。」

「嫌味!?それは持つ者の余裕なんでしょ!?」

「そ、そんなつもりは…」

(ああ、姉さんが何言っても無駄ですね。クリスが慣れるのを待つしかないですね…。)

「シオン!胸の神なんているの!?」

突然シオンに話しかけてくる。

「えっ!?僕の知る限り知りません。」

「もしもいるなら、呪ってやるーーー!!」

((((怖いーーー!!))))

クリスが慣れるまでの一週間。ランドがはね飛ばされ、エリシアが拘束するという日常が続いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シオン

攻撃S→Z

フィオナ

防具

隠密のローブ→精霊姫の服

エリシア

魔法

『空間拘束』new !


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