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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第1章 魔族軍の戦争主義派襲来
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混乱の始まり

「疲れたー。」

ランドがシオンに、遠回しに休憩を求めてきた。でも、

「ほらほら、頑張りましょう。後スライムを300匹倒せば目標達成です。」

「お前は鬼か!見ろ!スライム皆怯えて逃げてるじゃねえか。」

シオン達は、スライム討伐の依頼を受けている。依頼内容は、スライム一匹につき5G(1G=林檎一個の金額)の報酬で最低でも、20匹以上倒してほしいとのこと。スライムが増えすぎて生態系が狂っているらしい。ちなみに現在700匹討伐。

「そんなに倒したらスライムが絶滅するわ!」

「問題ないですよ。あの青いスライムさえ残しておけば大丈夫です。それ以外のスライムは、全部変異種ですから。」

「そうなのか!じゃあ、生態系を狂わせているのだけを倒しているのか?」

「そういうことですよ。」

「じゃあ、逆に何でこんなに変異種がいるんだ?」

「さしずめゴミの不法投棄が原因でしょう。そのゴミを食べて変異した。スライムは、変異しやすいですからね。ほら、あそこに薬が入った袋が捨ててありますよ。」

ちなみに、なぜスライムを絶滅させないかというとスライムを倒すと水と粘液が手に入るからで水不足の国に欠かせない存在なのであったりする。

「ギルド長にこのことを伝えましょう。何かしら対策を立ててくれるはずです。その前に…。」

「わかったよ、後300だろ。ん?なぜ後300?」

「この森にいる変異種が後300匹なのです。気配でわかるでしょう?」

「わかんねーよ!」

こうして、シオンとランドは依頼を終わらせた。ギルド長のところへ。ちなみにどうして、ギルドマスターではなく、ギルド長なのか?それは昔、マリアがつけたあだ名。ギルドの(おさ)という意味もあるが名前がふざけているくらい長いかららしい。

閑話休題。原因について伝えると冒険者達ではなく、薬の研究者達が怪しいらしい。失敗作らしき回復薬をこっそり棄てている姿をたまに確認されている。

「「ただいまー…。」」

「おかえりー、とでも言うと思ったか馬鹿!遅すぎ!もう8時じゃない!」

帰って早々フィオナが怒っていた。理由を伝えたんだけど1000匹も倒すなー!とさらに怒られてしまった。ちなみに、この家には、フィオナ、クリス、エリシア、ランド、シオン(今日はエリシアいない。)の5人が住んでいる。この家は、もともと最強の魔法剣士の家だった。けど7年前に、とある事情でいなくなってしまった。

今では、その弟子であるシオン達のギルド『フリーズ』の本拠地になっている。『フリーズ』と言うのは、自由な者達という意味。自分達のことをこれ以上に無いほど表していて、ぴったりだと思っているらしい。

「今度は、最低限だけにしなさい。」

「わかりました。フィ…、姉さん。」

フィオナが少し悲しそうな顔をした。シオンは、どうしても名前で呼んでしまいそうになる。どこか姉として認識できていないらしい。

「いい加減直せないの?」

クリスに呆れた顔で言われた。

「直したいですけどね…。」

そういうと、今度こそ気を付けなさいねとシオンは言われた。

翌日、今度は4人で普通の依頼を受けようとしていた。ところが、

「た、大変だ!魔族が!魔族が攻めてきた!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちなみにエリシアは、別の依頼を受けている最中。

『フリーズ』のギルドランクは、Eランク(ギルドにはG、F、E、D、C、B、A、Sのランクがある。)ランクが低いのは、そんなに上げたいと思っていないため。



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