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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
(番外編)最強の魔法剣士と5人の日常
19/220

嫌がらせ?

「さて、もう体術の修行は卒業よー。おめでとうー。」

5人が少しホッとしている。何ホッとしているの?

「次から剣を教えるからね。明日までにどんな剣を身に付けたいか考えておくように。」

「師匠、剣の特訓ってどんなことをするんですか?」

シオンが恐る恐る手を挙げて聞いてくる。

「そうねー。簡単に言えば今までの修行のきつさ5倍、痛さ3倍かしらねー?」

「「わーん!」」

クリスとエリシアが泣き出した。どうやら、少し想像してしまったらしい。

(よしよし。泣くな泣くな。)

「それでは、おやすみー。」




翌日、皆の意見を聞く。

「シオンは?」

「双剣です。」

「フィオナは?」

「短剣二刀流です。」

「エリシアは?」

「片手剣です。」

「ランドは?」

「大剣です。」

「クリス!」

「ひっ!刀です。」

(これって嫌がらせ?)

皆見事にバラバラだった。そのため、理由を聞かずにいられなかった。

「理由を聞こうかしら。シオン!」

「僕は、両利きなので有効的に使えるようにと…。」

「フィオナ!」

「シオンと同じ理由です。でも、力が無いのでコンパクトなものを…と思ったら短剣がいいかなーと。」

「エリシアーは、いいか。それが、普通だから。ランド!」

「大きいと強そうに見えるからです。」

(死ね!)

「クリスは?」

「私は、師匠程ではありませんが魔力が高いです。だから、将来魔法で人を殺すことができても無力化できないんじゃないかと。しかし、刀を武器にすると峰打ちで倒すことができます。」

(腱を切るという手もあるけど、まあいいかー。)

「はあ、わかった。本当は、全員同じ武器を教えたかったけどね。そうすれば全員一緒に教えられたのだけど。仕方ない。『幻分身(ファントム)』!」

幻分身(ファントム)』とは、実態のある幻。所謂分身だ。この方法なら、マンツーマンで教えることができる。

「さあ!これからもっと厳しくなるわよ!」

(悪夢を見せてあげるわー!)

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