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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第2章 魔王のコテナ訪問
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夜間戦闘

(シオン視点)

「『無音(サイレント)』!」

フィオナが遮音結界を張る。これで、多少の音は外には漏れない。シオンは、双銃を取り出した。また、ナイフが飛んでくる。やはり、ナイフを投げるモーションが、見えない。シオンは紙一重でかわす。よく見るとあのナイフ毒塗ってあることがわかった。ナイフに対する警戒を強める。

二人は前衛がフィオナ、後衛がシオンと役割をつくった。本来は、逆なのだが視認できるまで近づいているため接近されやすく、フィオナが弓だと都合が悪いのだ。

「ふっ!」

すぐさま、シオンは銃で反撃する。狙うのは、足の腱。1人を無力化する。

「くっ!」

フィオナも順調に無属性の拘束魔法『バインド』で捕らえたり、手足の腱を切り裂いたりして次々と無化する。

「あと1人!」

残ったのは、さっきからノーモーションでナイフを投げてくるこの中のリーダーらしい人物だった。

(よりによって、一番面倒な人が残ってしまったわね。)

「シオン、私がやる。」

フィオナもあのナイフには、毒が塗ってあることを確認していた。シオンが戦うと、万が一ということもある。シオンは、薬を作るのが得意だが、あれがなんの毒かわからない。

その点、フィオナは名前を付けるほどではないが魔力を使って体を強化し、毒の効果を遅らせることができる。そして、その間にランドの回復魔法で治してもらうつもりだった。

「はあ!」

また、ナイフが飛んでくる。そして、フィオナは種に気づいた。

(もうわかったわよ!)

相手は、手首だけでナイフを()に投げ、空間魔法でシオンとフィオナの目の前に移動させたのだ。空間魔法に気づかせないように、空間の出口は二人から少し離れたところからにして。

(エリシアほど適性は無いみたいね。もしあれば、こんな戦いなんてせず、どこかに飛ばせばいいもの。)フィオナが簡単にかわすのを見て、投げるのをやめて接近しナイフを振り回してくる。フィオナはもともと接近戦は得意ではないが、それでも『最強』の弟子。互角になるとは思わなかった。

(やるじゃない!でも、力は私の方が上ね!)

「『蒼空』!」

即席で作った技で、

キンッ!

相手のナイフを弾いてすぐさま、

「『(バインド)』!」

拘束魔法をかける。フィオナは、内心苦手な接近戦で勝ったことに喜んでいたが

「お疲れ様、フィ…、姉さん。」

シオンの一言でテンションが一気に下がった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フィオナ

二刀短剣技 『蒼空』new!

攻撃力 D → C

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