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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第12章 負の化身
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頭痛

エリシアとソフィが一足先に待っているとシオン達が帰ってきた。二人が寛いでいるのを見て、ランドは二人が相当早くから待っていることがわかった。

「はえー!どんだけ早いんだよ!」

ランドが喚いているとフィオナ達も帰ってきた。

「ええ~!最後!?」

「二人が一番ですよ。」

「ソフィ、何でそんなに早かったんだ?」

「実は…、」

オルティのことを説明する。

「…信用できるのか?裏で破壊神と繋がっているんじゃ…。」

エリシアが首を振る。横にだ。

「オルティはそんな女神じゃないわ。私が保証する。絶対嘘をついてないから。」

エリシアが言い切る。

「…そんな女神じゃないって、何で言い切れるんだ?」

「えっ?あれっ?」

自分でも言い切ったことに驚く。すると

パキン!

エリシアの頭の中で何かが割れる音がした。

「いたっ!?…キャーーー!!!」

エリシアが突然頭を抱えて悲鳴をあげる。

「ど、どうした!?」

「ランド!治癒魔法を!」

「ああ!」

「だ、大丈夫…。治った…から。」

そう言いながらも顔色が悪い。真っ青だ。それにどこか絶望している顔になっている。それを見たソフィは、

「う~ん、この機会にまた色々話したかったんだけど、この様子だと仕方ないわね。早くエリシアを休ませてあげて。」

と心配そうに言った。

「出口はあっちだ。迷うなよ、ランド。」

「何で俺だけ注意!?」

ランドとクレイは楽しそうに話しながらも位置を確認していた。

「エリシア、掴まって。」

シオンがエリシアをおんぶする。

「…ありがとう。」

ギュッとシオンを抱き締める。まるで二度と放さないかのように…。

「痛い!痛い!そんなに抱きつかなくても大丈夫ですから!」

そう言って五人はこの世に戻った。

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