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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0,5章 コテナ誕生秘話
136/220

マリアが食料調達をしている頃。

ワアーーー!!

「うるさい!何なの!もう!」

マリアが様子を見る。どうやら戦争、いや人間による他種族の虐殺が行われているようだ。

「ハハハ!!死ね、獣族も魔族も!」

「そいつらを庇う奴等も同罪だ!皆殺しにしろ!」

人間達の目に狂気が宿っている。マリアの目には、人間が悪にしか見えなかった。

(…こ・い・つ・ら・はー!!)

マリアは『衝撃爆弾(インパクト・ボム)』を一発放つ。

「へへへ、まだまだ殺し足り…、な、何だあれは!」

魔力の玉を見て、虐殺している人間達が驚く。魔力の玉が降り、爆発する。

「「「ぐわー!!」」」




「ありがとうございます。助かりました。」

「いいのよ。衛生上あれは良くない。」

(吐き気がするわ!)

襲われていた人達は人族、獣族、魔族と三種族揃っていた。

「どうして襲われて…、いや何となくわかるけど。」

「はい、私は国のギルドマスターをしてたんですが、獣族も魔族も人族と同様に接したことで襲われました。他の者達も同じような感じでして。」

「ああー、大体予想通りね。それじゃあね。」

「あ、あのお名前を教えていただけませんか?恩人の名前を覚えておきたくて。」

「…マリアよ。でも、恩人なんて大それたこと言わないで。助けたいより、ムカつく…だったし。」

「マリアさんですか…。」

どうやら『最強』を知らないらしい。

「貴方の方が年上でしょ?マリアでいいわ。」

そう言って今度こそ帰ろうとするが、一人の魔族が恥ずかしそうにお願いをし始めた。

「あの~、すみません。恥ずかしい話、私達住む所に困っていまして。力を貸していただけませんか?」

「おい!助けてもらっておいて、それはないだろ!」

元ギルドマスターがたしなめる。

(あっ、調度失敗作がある。)

人数も見た感じ、50人弱だった。

「じゃあ、案内してあげる。」

「「「えっ?」」」




「あの、いいんですか?」

「ええ、好きに使いなさい。せっかく造ったのに勿体もの。」

「すみません、ありがとうございます。よし、皆!ここが俺達の新しい居場所だ!」

(えっ!?住むの!?メドがたったら出ていくと思ってたんだけど。あー、静かに暮らせると思ったのにー!はあ、放置も気分悪いし妥協しましょう…。まあ、多少離れてるけどね。…シオン達には秘密ね。)

そんなことを考えていた。




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