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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第11章 再会
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黒幕の名

ラヴァの前に青筋を浮かべたルナがいた。

「何か言うことは?」

「ごめんなさい、ルナ先輩。ついうっかり(・・・・・・)月を壊してしまいました。」

「…本音は?」

「月は壊すためにあるんです。」

「死ねー!!」

ブオン!!

「かわすなー!!月を二回も壊しておいてー!!」

「かわさないと真っ二つになってしまいます!それに二回目は知りません!」

キンッ!カンッ!

「師匠止めなくていいんですか?」

「流石に私もあの中には入れないわ。それにじゃれあってるだけよ、あれ。」

「…あれでですか?」

ちなみにマリア以外二人の動きは見えていない。音が聞こえるだけだ。マリアも見えているといってもいくつか残像だが。




一時間後

「やっと落ち着いたわね。本題に入るわよ。」

「今回の事ですね?」

シーナの質問にマリアが頷く。

「あれ?シオンは?」

「それはですね…、」

シオンとシーナの関係を説明中。

「うわー、複雑ねー。貴方(シーナ)だと違和感あるんだけど。シオンに変わってくれない?」

「姉様が前にいる間は出ないそうです。」

「あれ?喧嘩でもした?」

「…秘密です。」

フィオナがラヴァを睨む。ラヴァが笑顔で手を振る。

「まあいいわ。昨日の夜、黒い雨が降ったの知ってる?」

「雨が降ったのは知ってますが、黒ですか?見てなかったので知りませんでした。」

「俺は見たぞ。自然現象かと思ったけど。」

「あれは、自然現象なんかじゃないわ。故意に降らせたのよ。そして、あの雨を浴びた魔物は凶暴になる。」

五人は、(だからか。)と納得する。

「エリシアとクリスから聞いたけど、堕天使までいたのはどうして?」

「あの方って言ってたわよ?」

「アイツの差し金か。」

「アイツ?」

「今回の黒幕よ。名はソラリス、破壊神よ。」

それを聞いて三人以外驚く。

「破壊神…。」

「アイツは平和が嫌いでね。堕天使を集め、おまけに創造神様にも喧嘩売ってるのよ。だから、愛の神は代にわたってアイツの情報を集めているのよ。」

(なるほど、だから今回の事を予測できたんですか。)

「今回は、創造神様に特例で許可をもらって助けることができたのよ。時間かかったわよ。」

「彼はまた何かを仕掛けてくる。直接手を出せないようにはしてるんだけどね。」

「…というわけでしばらく私は師匠に復帰!覚悟しなさい!」

シーナを除く五人は嬉しさ半分、恐怖半分の器用な表情を浮かべた。

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