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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第11章 再会
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意外な助っ人?

エリシア&クリス側

「はあ、はあ。」

「諦めろ、それが人の限界だ。」

エリシアが負傷した右腕を押さえながら立ち上がる。クリスは、戦闘不能になって転がっている。

「どうして…、どうしてこんなことをするのよ!?」

怒りが混ざった声で堕天使に問う。答えなどない。そう答えるとわかっているつもりだったエリシアだが…、

「あの方の命令だからだ。」

その答えに困惑する。

(あの方?好き勝手するのが堕天使なんじゃないの?嘘をつくメリットもないし。誰よ!命令したのは!)

「しかし、欠片の者が混ざっているとは思わなかったぞ。」

「どう、いう、意味よ!」

「お前のその魔法はな…」

堕天使が何か言おうとするが言い切ることができなかった。何故なら、

「少し遅れちゃったわね。ラヴァちゃんもマリアも、人…じゃなかった、神使いが荒いわね。」

月の女神ルナが現れたからだ。

「なっ!神…だと!」

「ん?堕天使?そのわりには利己的だけど…、もしかして彼が…。まあ、やることは変わらないわね。覚悟しなさい。」

刃の形が三日月の鎌を構える。

「…退くぞ。」

「…ああ。」

堕天使は、すぐに退いた。

「あれ!?退いちゃうの!?」

「貴女は?」

「私?私は月の女神ルナよ。貴女が、貴女達がマリアの弟子?って貴女は!」

ルナがエリシアの魔力(・・)を見て驚く。

「そう…貴女が…。」

「えっ?」

「貴女、名前は?」

「エリシアです?」

何を驚いているのかわからず、困惑ぎみに答える。

「私はマリアとラヴァちゃんに頼まれて助けに来たのよ。だから、安心して。」

「師匠とはどういった関係で?」

「あの女わね…、一度私の家を、月を破壊したのよ!まあ、境遇を聞いて同情したけど。」

あの時のことを思い出し、懐かしく思いながら答える。

「…とりあえず頼まれたことは果たせたわね。釈然としないけど。」

結果来ただけになったことに納得していないようだ。

「ここは大丈夫ね。あっ、マリアも終わったみたい。後は…。」

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