瞬殺
ランド&フィリス側
「この方がご主人様達の師匠ですか。」
フィリスがまじまじとマリアを見る。
「ご、ご主人様!?ランド…、あなたそんな趣味が…。」
「ち、違います!その名詞は全員共通ですし、元々こうなんです!」
ゴブリン達は、先程の出来事で警戒しているためか攻めてこない。そのため、こんなコントのような会話ができる。そんなゴブリンを見てマリアが溜め息を吐く。
「はあ、こんなゴブリンに手こずるなんて…、腕落ちたんじゃないの?」
マリアがランドを睨む。あれは、修業の時の殺る気の3割増しの目だ。慌てて弁明する。
「違います!ゴブリンが本来より強くなってるんです!」
ゴブリンジェネラルがマリアに襲いかかる。が、
ツンッ、ドサッ
額を指でつついただけで絶命する。
「これが…?」
「し、師匠にとっては誤差かもしれませんが…。」
(さらに強くなってる…。)
「本当でも許さないわよ。」
ランドは少し死を覚悟した。
「しかし、何故此処に?」
さっきから気になっていることを聞く。
「ちょっとア…ラヴァさんに頼まれてね。」
(女神をさん付けか。それにしても忠告と言い、師匠にお願いと言い、会う機会があったら礼を言わないとな。)
「さーて、さっさと終わらせるわよ。」
マリアが軽く横に大剣を振るう。それだけで全てのゴブリンが横に真っ二つになった。
「終わったわよ。」
(『スピリッツⅢ』で『魔光一閃』でも結構残ったのに…。この人なら何でもありか。)
しかし、新手が来る。大量のドラゴンだ。
「ギャオオオーーー!!」
「なっ!ドラゴン!?まさかこいつも影響を…。ガー…」
「あー、大丈夫。でも、数だけは多いわね。『スピリッツⅡ』。」
呆れながら『スピリッツⅡ』になる。
「心を映す空を舞う光。その光で敵を包み込め!魔法を代償に…『蒼空布』!」
蒼の光がドラゴンに降り注ぐ。その光に覆われたドラゴンは光の一部に変わり始め、あっという間に消え去った。
「今度こそ終わりね。」
「師匠!此処だけじゃないんです!早くシオンやエリシアの方に行かねぇと…。」
「大丈夫よ、だって…」
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マリア
体力 ZZ
魔力 ZZZ+E
攻撃力 ZZZ+C
防御力 ZZZ+E
魔法攻撃力 ZZZ+D
魔法防御力 ZZZ+F
敏捷 ZZ
命中 ZZ
回避 ZZ
スキル
『努力の天才』本来より少ない経験で技や魔法を習得できる。そして、全ての属性魔法を習得できる。
剣技
全て
魔法
(全属性魔法)+(全治癒魔法) +(全夢魔法)
装備
武器
グラディウス+リディル
防具
竜神のローブ
装飾品
ダイヤのピアス