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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第11章 再会
128/220

消去が効かない相手

エリシア&クリス側

「『魔弾(ブラスト)』『魔弾』『魔弾』『魔弾』『魔弾』!もう、何なの!?この数!?しかも、一体一体強いし!?」

エリシアとクリスが戦っていたのは、鳥系の魔物だ。ランクはD程度のはずだが、どう見てもBを下らない。クリスの『魔弾』でも、一発では倒せない。

「スーハー。…辺り一面を無へと変えろ。『一帯消去(エリア・デリート)』!」

エリシアが魔法を繰り出す。一部の海の水ごと魔物を消した。

「大丈夫、私なら一気に消せる。」

「続け続けー!」

「『炎槍(フレイム・ランス)』!」

「『風刃(ソニック)』!」

冒険者や兵士の援護が入る。クリスと一緒に順調に倒していく。しかし、新手がくる。

「エリシア、あっち方面をお願い。こっちは、援護もあるから大丈夫。」

「わかったわ!」

二人は、新手の姿を捉える。そして、思わず絶句した。

「なに…あれ?」

その新手は、天使だった。天使とは文字通り天の使い、つまり神の部下だ。その一部の天使は、陰で人を支えているとも言われている。エリシアもクリスも実物は初めてだが、本で見たことがある。しかし、

「ぐあ!」

「な、何故?」

「なんで…天使が…、人を襲っているの!?」

信じられない光景だった。しかし、天使が次々に人を襲っている。それは、紛れもない事実だった。

「あの天使、片翼が黒いわ。」

「もしかして、あれは!」

二人は、悟った。あれは堕天使だと。天使は基本聖女のような存在だが、全てがそうではない。そもそも天使とは、神が気に入った魂に力を与え、それから天使になる。しかし、神も完璧ではない。そのため、その魂の中には悪人が混ざっていることがある。そして、その力を無闇に振りかざす、それが堕天使だった。

「呆けてる場合じゃないわね!『消去(デリート)』!」

しかし、効果が表れない。

「そんな!?だったら、『剛力』!」

堕天使の一人が仰け反る。が、

「ぐっ!」

すぐに拳で反撃してきた。

(物理もダメ…。だったら!)

「『スピリッツⅢ』!魔砲よ、己の限界を超え解き放て!『限界魔砲(リミット・バースト)』!」

極太レーザーが堕天使を飲み込む。

「はあ、はあ。…えっ?」

しかし、そこには砂埃を払いながら歩み寄ってくる堕天使がいた。

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エリシア

魔法

『一帯消去』new !

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