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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第11章 再会
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異変

空からコテナ周辺に黒い液体が降り注ぐ。その液体を浴びた魔物に異変が起き始めていた。




(愛の女神が言ってた一ヶ月まであと少し…、いや約って言ってたし早ければそろそろ?)

シオンは、ラヴァの言うことを信じ準備していた。ちなみにラヴァの言っていたことは、既に皆にも話してある。

(しばらく、休みを取りましょう。何が起こるかわかりません。)

ギルド長に休みを伝えるべく、部屋へ向かう。

「失礼します。」

「大変だ!シオン!」

「えっ?」

「魔物の群れがコテナに向かってきている!」

この時シオンは、それのどこが大変なのかわからなかった。コテナの周辺の魔物は弱い。ゴブリン程度なら瞬殺だからだ。

「ゴブリンとかですか?」

「そうなんだが、おかしいんだ。」

「何がです?」

「スライムもゴブリンも普通の強さじゃないんだ。スライム一匹にDランクのパーティーでやっとだ。」

それを聞いて驚き、

(もしかしてこれが女神が言ってたこと?)

「わかりました!すぐに皆集めます!」

「すまない、頼むぞ。ちなみに三方向から来ているんだ。」

「三方向!?大体の位置は!?」

「こことここ、そしてこの辺りだ。」

(地図を持っていってエリシアに位置を教えないと…。)

「では!」

シオンは、慌てて家に帰った。




「おいおい、スライムって駆け出し冒険者に魔物の倒す感覚を経験させるためみたいな強さのはずだろ?Dのパーティーでやっとかよ。」

「なんかゴブリンでゾッとしてきたわ。」

「三組に分けます!ランドとフィリス、エリシアとクリス、僕と姉さんです。場所は順にこの森、この浜辺、この平地です。自分のところが終わったらすぐに手伝いに来てください。恐らくどこも余裕がありません。」

シオンが言い切ったことに驚く。

「…女神が忠告するくらいだものね。」

「そうです。道具も三等分にしてあります。行きますよ!」

そう言って自分の持ち場に散っていった。

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