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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
(番外編) 裏話
119/220

シオンの剣舞の秘密

キンッ!ギャリン!

今、シオンとランドが組み手をしている。そして、シオンの『桜』が決まったところで終わる。

「あー!当たんねぇ!」

ランドが地面に寝そべる。

「最初のご主人様は、どうしてああいう剣技なのですか?皆さんとまるで違いますよね。」

そうなのだ。四人はどこかマリアを連想させる部分がある。それに対しシオンはマリア以外にも師匠がいる印象を受ける。

「ああ、シオンはな…。」

「言わないでもらえると助かります。」

ランドは、シオンを無視した。




九年前

マリアがまだ居て、とある国で数日過ごしている頃。その時には、第二武器を覚えていた。

そして、六人であるものをみていた。

(うわー。きれーい。)

一人の女性が双扇で舞を踊っている。この国の人気者らしい。マリアは美しさにも感心していたが、本当に感心していたのは、

(あの舞、例え襲われても隙が無い。)

ということだった。

(でも、もうある程度型ができてるし、私はもう覚えない方がいいかも。せっかくの型が崩れちゃう。)

そう考えたマリアは、あることを閃いた。

(これを弟子の一人に…、)

彼女は双扇だからシオンかフィオナが浮かんだ。でも、フィオナはどちらかといえば接近戦は向いていない。そこで、シオンを見ようとすると…、

「…!」

マリアが何か変なことを考えているのを察知して逃げ出した。十秒で捕まったが。




「嫌です!こんな格好!」

シオンは、女性が舞を踊る時の格好(巫女服のようなもの)を着させられていた。シオンは、中性的な顔立ちのため似合っていた。

「似合ってるわよー。」

「そうじゃないです!」

「シオン。あの女性が踊った舞を覚えてる?」

「えっ?覚えてますよ。ってまさか!」

「そう、剣技にあの舞を混ぜようと思って。それじゃあ稽古するわよ!」

こうして、『桜』をはじめ、舞を取り入れた剣技を覚えた。




「…ということだ。」

「最初のご主人様の女装姿…。見たかったです。」

「やりませんよ!?」

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