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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第10章 反則級!?ハイスペックゴーレム
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ゴーレム大会 予選

「ご主人様、私ゴーレム大会に出たいです。」

「えっ?」

ゴーレム大会とは、ゴーレムの闘技場のようなものだ。ただし、ゴーレムは魔石を砕かない限り動きは止まらないので、場外と手足が全て無くなると失格である。

「どうして?」

フィオナが不思議そうに聞く。

「ここで得た経験がどの程度通用するのか試したいのです。」

シオンの魔法を全て習得しているし、戦えるようには作ってある。

「できれば出てほしくないですね。」

シオンがこう言ったのには理由がある。修理の仕方を知らないのだ。足がとれようものなら、絶望的だった。

「大丈夫です。信じてください。」

心から望んでいる顔に駄目とは言えなかった。翌日舞台である人族の大国ヒューラで登録した。




五日後

『やって参りました!ゴーレム大会!年に一度の一番のゴーレムを決める一大イベント!合計120体ものゴーレムが集まりました!これからAブロックの試合が始まります。』

一つのブロックで、三十体のバトルロワイヤルになっており、残った一体が準決勝の枠に入る。フィリスは、Aブロックだ。

『今、Aブロックのゴーレムが入りました!』

「試合、…開始!」

審判の開始の合図が出た。フィリスに巨体なゴーレムが襲いかかる。弱そうに見えたのだろう。しかし、

「な、何だ!あのゴーレムは!」

観客がざわめく。フィリスは、親指と人差し指の二本でゴーレムを持ち上げ、場外に投げた。すると、今まで乱闘をしていたゴーレムがフィリスに標的を変えた。それでも、無駄な動きもなく、かわし、壊さないように気を使いながら場外に落としていく。そして、フィリスだけが残った。

「し、勝者フィリス!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フィリス

体力∞(魔石が壊れない限り)

魔力∞

攻撃力A

防御力A

魔法攻撃力A

魔法防御力A

敏捷A

命中A

回避A

スキル

情報目(データ・アイ)』情報を集め、一番適切な行動をとる。

模倣(コピー)』一度見た魔法を習得できる(例外あり)。

足技

『青龍』『朱雀』『玄武』『白虎』

魔法

(フィオナ)-(精霊魔法)+『???』

武器

ミスリルレガース

防具

メイド服

装飾品

なし

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