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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第9章 ドリームマッチ
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新技 ジェネレーション!

光が消えた後に残ってきたのは、戦闘不能になっているシーナと右腕、右足を負傷したシオン、離れていたため軽傷で済んだフィオナだった。

(うわあ、『スピリッツⅣ』の技ですか。加減はしたんでしょうけど。)

実質、満足に戦えるのはフィオナだけになった。

(姉さんは、何をしようとしたんでしょう?さっきから、静かですが。)

試合が始まってから、ほとんど音沙汰ない。すると、フィオナが動いた。

「できた!できたわよ!イメージ!いくわよ!『ジェネレーション』!」

フィオナが光に包まれ、全く別の女性が立っていた。





時は少し遡る。クリスの暴走が治まった頃、

「ごめんね、大精霊(みんな)。無理に使役して。」

「姫、それは仕方ありません。操られていたのですから。」

「それにしても、大精霊って同時に出せたのね。」

「全盛期は、常に全員出しておられましたよ。」

「前世で?」

「はい!あのときは、本当にすごかった。またあの技を使っていただきたいのですが…。」

「その技って、全員出さないとできないの?」

「1度に出す必要はありませんが、結果全員出します。」

「うう、練習してみようかしら…。」

(前世に負けたくない!)

「いいのですか?難しいですよ?」




「ぜぇ、ぜぇ。」

(ぜ、全員なんて無理!同時は四体までしか出せない!はあ、前世ってどんな感じで使ってたのかしら?)

自分のなかの精霊姫をイメージしてみる。すると、不思議な光がフィオナを覆おうとしていた。

(…何これ?)

「今!今、精霊姫の気配がしましたよ!何ですか!その光!」

「えっ?前世の私ってどんな感じだったのかなと考えたら出てきたのよ。」

「…姫、この光を使えるように練習しませんか?ひょっとしたら、近道になるかもしれませんよ。」

その時は、まだ完成しなかった。




そして、今に至る。

「ねえ、さん?」

シオンが呆けている。 他の3人も同様だ。

「いくわよ!大精霊!」

フィオナが大精霊八体を出す。隕石(火と地)を降らせ吹雪(氷と風)で辺りを凍らせ雷が流れた津波(水と雷)が3人を呑み込む。そのあと、白と黒が二重になった玉(光と闇)に閉じ込める。フィオナはその玉の下に向かって歩く。そして、

「これで終わりよ!『精霊姫(プリンセス・オブ・エレメンツ)』!」

玉に向かって片手剣(・・・)で突きを繰り出す。すると、その玉は弾け飛んだ。

「し、勝者、シオン、フィオナ、シーナ!」




フィオナが元の姿に戻る。

(十分間くらいかしらね。)

「姉さん!何ですか!その技!初めて見ましたよ!」

「私も初めてできたのよ?」

「姉さん、体大丈夫ですか?」

「特に問題わね。」

「はあ、よかった。」

「ちゃんと調べてあるからね。心配しないで。」

こうして、大会は幕を降ろした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フィオナ

『ジェネレーション』new!

ジェネレーション技

精霊姫(プリンセス・オブ・エレメンツ)』new !

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