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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第9章 ドリームマッチ
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反則技

(シオンチーム)

「それでは、試合開始!」

相手は、人間の魔法使い3人だ。シオンが仕掛ける。

「『火炎弾(フレイム・ガン)』!」

「『火炎無効(レジスト・ファイア)』!『火炎無効』!」

即座に無効化される。

(戦い慣れてる?でも、2回使わないと無力化できないなんて。シオンは、まだ魔法使えるようになったばかりよ?)

「『追尾矢(ウイーク・アロー)』!」

「『炎槍(フレイム・ランス)』!『氷雨(アイシクル・レイン)』!『雷衝(サンダー・インパクト)』!」

三回魔法使って、相手はようやく矢を全て落とした。

(何でわざわざ、三種類の魔法を?)

と思っていたら相手はドヤ顔をしていた。

(自慢のつもりだったんだ…。)

そして、その態度がシーナを煽った。

(シオンも姉様も全属性使えるし、クリスも氷属性が一番得意だけど他の属性も満遍なく使える。エリシアに至っては、独特魔法を3つも使える。ランドは…、防御魔法と治癒魔法が…うん。貴方は全然すごくない。だから…、)

「『炎槍(フレイム・ランス)』!」

「『魔力吸収(ドレイン・チャージ)』!」

(魔法の真髄を見せてあげる!)

相手は、驚いている。当然だった。魔法を吸収する技なんて普通はあり得ない。

(何を驚いているの?ここからよ!)

シーナは、半ば怒っていた。その力は、貴方の祖先が自分の前世を殺して手に入れたものだろう、と。

「『改造(アレンジ)』!」

シオンにも教えてなかった技を使う。吸収した『炎槍(フレイム・ランス)』に『(サイクロン)』の魔法を混ぜ…、

「炎の渦よ、全てを焼き焦がせ!『炎嵐(フレア・トルネード)』!」

(一人合成魔法の出来上がり!…なんか寂しい。やっと一人を倒したけど、面倒になってきたわ。最終手段…、)

「魔法使いの始祖が命じる。魔法よ、一度主のもとから離れよ。」

魔法が三人のもとから離れる。その光景を見たフィオナとシオンは、

「「…それ反則じゃないの!?」」

やらないでほしかったというのが、二人の願いであった。例えやってしまったとしても、できればすぐに返してほしかったが、

「ルールは、破ってません。勝てば良いのです、勝てば。」

の一点張りだった。こうして、シオン達は試合に勝った。三人に謝りながら…。

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