合成技
(シオンチーム)
「ルールの確認をします。3対3のチーム戦。時間無制限。3人を気絶させるか場外に出せばそのチームの勝利となります。また、試合開始と終了の合図は、審判の私が出します。では、お互い指定位置に立ってください。」
指定位置に立つ。相手は、ドワーフ、狼の獣族、鬼だ。三種族そろってる。
(世界もこうであれば…。)
シオンは双剣を(シーナに杖を一時的に返したため)、シーナは杖を、フィオナは双弓を構える。
「それでは、試合開始!」
獣族が『獣化』を使う。獣族は、人間の姿に獣耳と尻尾をつけた容姿をしているが、『獣化』は姿を完全に獣に変える技だ。魔法が使えなくなるが、身体能力が大幅に上がる。さらに、『スピリッツⅢ』も使っている。
(『スピリッツ』使えたの!…速い!シオンが翻弄されている。)
「う、『縮地』!『スピリッツⅢ』!」
それでも、シオンが僅かに負けている。なら!この新技で!
「『必中矢』!」
この矢は、たとえ相手がどれだけ動こうともそのスピードより速く追いかける。そのため、2秒後必ず当たる矢だ。しかし、相手が速ければ速いほど魔力の消費が激しくなる。
「な、なんだ!この矢!ぐあー!!」
(…一撃でノックアウト?打たれ弱かったのね。 )
「ちょっと!何で私がドワーフと鬼を相手取らないといけないの!」
シーナが、助けを求めてきた。
(うう、人類殲滅が目的だった私は何でこんなことやってるのよ。…いや、姉様の好感度を上げるため!)
しかし、実際は洗脳の一言が大きかったため、警戒はされていないが、好感度は底辺も良いところだった。そのため、あの世に来てから距離がある。
「『剛打』!」
「『大地震』!」
「くっ!」
シーナに棍棒とハンマーが振り下ろされるが、シーナがは空を飛んでかわす。
「「共鳴」」
フィオナとシオンが共鳴する。
(久し振りね、あの技。)
「『桜』!」
シオンが二人の攻撃かわし一撃をいれる。
「『使魔』!」
精霊を実体化させて、その精霊達が体当たりする。そして、
「「『精霊舞』!」」
精霊達がシオンと一緒に舞い、強力な一撃をいれた。
「勝者、シオン、フィオナ、シーナ!」
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シーナ
体力 A
魔力 SS
攻撃力 G
防御力 B
魔法攻撃力 S
魔法防御力 S
敏捷 B
命中 A
回避 A
スキル
『魔法使いの始祖二分の一』全てのまほうが使える(ただし、『消去』と『創造』以外)。魔法を没収できる。
杖技 『魔力吸収』『改造』
魔法
『消去』と『創造』以外
武器 始まりの杖
防具 疾風のローブ (敏捷上昇) (シオンの体の中に居たため)
装飾品 なし