あの世の闘技場
シオン達は、気がついたらあの世にいた。
「急に呼び出してすまんの。」
「そう思うのなら、帰しなさい。」
偉そうに言っていていた。その人物は、
(シーナ!?何でいるんですか!?)
シーナだった。
「なぜシーナが…、」
「魂だけを連れてきたからじゃ。お主らのは融合と言っても、人格を残しておったから一つの体に二つの魂が入っているのと同義だったのじゃろう。」
「魂だけ?魂って蒼くて丸いやつじゃないの?」
「ワシは、閻魔じゃぞ。ワシがあの世のルールじゃ。」
誇らしげに言う。
「何故呼ばれたんですか?」
「あの世にも闘技場があるじゃがな。そこに参加してほしいとワシの秘書がな。」
(秘書なんているんだ…。それと何故秘書が?)
「何故秘書が私達を?」
フィオナが代わりにシオンの疑問を、質問した。
「それは、秘密じゃ。じきにわかる。」
そして、何やら紙を取り出した。ルールが書かれているようだ。
「ルールは、3対3で気絶もしくは、場外にすれば勝ちじゃ。」
この世にも闘技場があり、ルールは3対3以外、変わらなかった。
「では、Aチームが僕、姉さん、シーナでBチームがランド、クリス、エリシアにしましょう。」
そして、闘技場へと向かった。