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最強の魔法剣士の弟子たち  作者: アクト
第0,9章 別れ
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さよなら

「皆、私はこの村に残ることになったの。」

「「「「「えっ?」」」」」

元バラン出身の人達のために力を使う。そうすれば、亡くなった人たちもきっと喜ぶ。マリアはそう考えた。

「私のせいで、たくさんの人が死んだ。その罪を償いたいの。」

「僕たちも一緒に…。」

首を横に振る。

「私は、貴方達に何かを教える資格は無い。罪のない人を殺しすぎた。私の手は血塗れなのよ。その償いに付き合う必要もない。」

言外に私の問題だからと言った。

「シオン、今日から貴方がリーダーよ。クリス、補佐をお願いね。」

「行かないで、師匠。」

半泣きのシオンが言う。

(そんな顔しないで。貴方達に甘えそうになるでしょ!…私だって、一緒に…うう。ごめんなさい。)

マリアは、少し流れた涙を拭う。

「この家を自由に使いなさい。修業、中途半端になってごめんね。…さよなら。」

マリアは、シオン達から離れていった。



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