遊園地
二日後 7月1日
昨日はフィア達は、情報をまとめることに専念した
、、、まぁ結局解ったのは、少女はフィア達と変わらない人間である、ということだけなのだが
因みに一般知識的な記憶はあるようだった
海「どうする、、、七夕関連だと思うが、、、やるべきことは、記憶を取り戻させる、もしくはなんとか宇宙だかに飛ばす、、、最終手段としては、7月7日まで待つ、とか」
ライ「そもそも、七夕関連じゃない可能性も十分あるだろ、、、まぁ、、、記憶を取り戻させるのが一番正解じゃないか?」
記憶を取り戻させる、、、イースウェイとかの魔法なら、そういうのが出来る可能性もある、、、が
「誰かの力を借りるとして、お決まりのパターンだが、身体の構造が人間と違ったりとかしたら、捕らえられて研究〜とかになるかもしれない」
そのパターンだけは避けたかった為、自分達でなんとかしようと思う
フィア達は記憶を取り戻させる方法を調べ、色々試したのだが、、、そんなに簡単に上手くいく訳もなかった
メア「手詰まり?」
六人がどうしたものかと悩んでいると、フィアの後ろから突然ポンっと煙が立ち込めメアが姿を現した
ライ「なにこいつ、まだ居たのか」
メア「、、、失礼な人ね」
ライの言い草にムッとしながらも
まぁ、いいわ、と例の隕石少女、、、星姫と、取り敢えず名付けた
メアは星姫の前にフワフワと浮かびながら移動した
星姫「フィ、フィアさん、この人は?」
メア「ん〜、、、へぇ、、、成る程成る程」
星姫をスルーし、メアは星姫の心の様子を見て、興味深そうにうんうん、頷き、フィアに耳打ちをする
メア「フィア、この子の夢の中、、、行ってみる?」
出来るのか?とは聞くまでもない、出来ないのに尋ねたわけはないだろう
「うん、お願い、、、まぁ、夜になったらでいいよ」
メアは、解った〜、と、フィアの中へと戻って行った
海「なんだって?」
「内緒」
夢の中に入る、と言われて、星姫はいい気はしないのではないだろうか
夢の中のことは、所詮夢だと思ってくれていた方が助かる様な出来事があるかもしれないし
まぁ、人道的には先に言うべきなのかもしれないが
ティア「あ、、、ねえねえ!遊園地行きたい!」
ティアがたった今思いついた様に唐突そう言いだした
、、、脈絡も何もあったものじゃないが、やりたいことを我慢されるよりはいい
シア「、、、なんですかいきなり」
突然の誘いに訝しげな顔をしながらティアに尋ねる
ティア「えっとね、前イースウェイに行った時ね、遊園地?って言うのがあったの」
そういえば、、、前は買い物とかで時間が無くて、遊園地の中に入らなかったんだっけ、とフィアは記憶を探った
海「まぁ、いいんじゃね?ある意味ショックだろうし」
そ、そういうショックで記憶取り戻すか?と二人は脳内でツッコミつつ、ティアが前から行きたそうにウズウズしていたのを思い出した
「そうだね、、、行こっか」
イースウェイ 遊園地
行きたがらないライとシアをなんとか説得し、6人は遊園地のゲートをくぐった
因みにクロは、人混みが苦手だからとカードの中にいる
、、、人数増えたなぁ
なんて、五人を見回しながら、遊園地とは関係ない感想を思い浮かべるフィアを他所に
ティア「わぁ〜!凄い!シア見てあれ!回ってる!」
シア「そうですね」
やっと来れた!と感動的に大喜びをしてるティアと、対象的に落ち着いている、、、様に見せつつ、ウズウズしているシアが、グルグルと建物を見回していた
星姫「凄い、、、楽しそう」
笑顔で歩き回る沢山の親子を、何処かボンヤリと見つめながら星姫はそう呟いた
「取り敢えず今日は、記憶のことは置いておいて、めいいっぱい遊ぼう、ね?」
フィアのその言葉に星姫は小さく頷いた
ティア「あっははは〜!!」
「ちょっ、、、ちょっとストップ!」
フィアの悲痛な願いは叶わず、超高速でコーヒーカップがグルグルと回される
シア「騒がしいですね、、、恥ずかしい」
星姫「シアさんは、煩いのが嫌いなんですか?」
一方、のんびりとクルクル回っているシア達はシア達で、楽しそうである
シア「別に、、、嫌いではないですけど」
視線を逸らしながらそう呟いたシアに笑みを浮かべ
星姫「そうですか!では私達も」
それ〜と掛け声を上げたかと思うと、星姫はティアに負けず劣らない速さでコーヒーカップを回し出していた
海「、、、俺らが一緒に乗らなくてよかったな」
海とライは、流石に子供っぽいからやめておく、と言って、外から見ていたわけだが、、、海がライの方を振り向くと、ライはベンチで寝ていた
海「、、、興味ないからって、そこまでか、、、」
海は、途中で彼女と合流し、別行動
ライはダルいなどと言い、何処かへと消えて行った
「海はともかく、、、ライは何しに来たんだ」
お化け屋敷
「お化け屋敷かぁ、、、怖いの平気?」
という問いに、ティアが首を振り、シアは大丈夫、星姫はどうでしょう、、、と考えていた
「まぁ、折角来たんだし入ろう、、、二人一組ね」
じゃんけんで分けた結果、フィアとシアがペアになった
この遊園地の、ジェットコースターと二対で人気を出しているお化け屋敷、と言うだけあり、お化け屋敷は大きな城を使っていた
中を回り、全てのスタンプを集めたらくじ引き、景品が貰える、という仕組みである
「、、、シアはあんまり怖がらなそうだね」
シアは速く出たいのか、早歩きをしながら着々と進んで行った
シア「、、、悪いですか」
いや、シアらしいよ、とフィアが返した直後、手前のガラスが盛大な音をたてながら割れた
シア「ひっ」
クールぶっていても、やはりビックリしたようでフィアに抱きつく
「、、、シア?」
あぁ、、、やっぱり子供だなぁ
シア「、、、仕方ないじゃないですか、急に、、、ガラスが、、、」
たかがガラスが割れただけだが、、、シアには刺激が強かったようで、若干涙ぐんでいた
「うんうん、怖かったね、、、よしよし」
怖がりつつも、そうフィアが、まるで子供をあやす様に撫でる
その口調に、急に恥ずかしくなったのだろう、シアがまたもササッと歩き出す
シア「速くこんなところ出ましょう」
サクサクとシアが一人で進んでいくが、、、
ゾンビに会ったり、悲痛な叫び声を聞いたりしていくうちに、シアは自然とフィアの腕にくっついていた
それから十分程経ち、全てのスタンプを集め終わった
シア「あ、あとは出口に向かうだけですね、、、速く行きましょう」
腕を掴まれたまま、少しずつ、長い廊下を歩いていく
、、、何も来ない
あぁ、最後に思いっきり来る感じのか
シア「、、、幻滅、しましたか?」
何も来ないことに安心したのか、唐突にシアがそう話しかける
「ん?何が?」
シア「、、、私が怖がってて、、、フィアさんのイメージと違って、、、フィアさんは小さい子が好きなようですし」
「べ、別にそんなことはないけど、、、どうしてそう思ったの?」
別に、、、可愛い、もしくは綺麗な人は、見た目的にはやはり好きだが、、、ロリコンではない
シア「だって、、、フィアさんがその見た目ってことは、それぐらいの小さめな人が好みってことですよね」
フィアの腕から離れ、シアはフィアに向き直る
シア「だから、入りたくなかったんです」
「、、、別に、幻滅なんかしてないよ?、、、シアは解ってないね」
そう言い放ったフィアに、シアは疑問の表情を浮かべ、首を傾げる
「好きな人の別の一面を見て、確かに幻滅する人もいるかもしれない」
フィアのその一言に、シアが顔を伏せる
「でもさ、自分の場合は嬉しいかな。だってさ、クールだと思ってたら、途轍もない程怖がりだった、なんて、、、シア、可愛い」
まるで恋人に嫌な一面がバレたかの様な会話だったが、、、そういった特別な気持ちを抱いてくれているのだろうか、、、まさかね
シア「、、、そうですか、速く行きましょう」
いつものクールぶった口調でそう言い、シアはスタスタとフィアの前をまたも一人で進んでいく
、、、その顔が赤く、僅かに笑みを浮かべていることに、フィアは気づかない
、、、好きな人の別の一面
好きな人、、、フィアさんがそう言ったのは、、、
僅かな期待を持ちつつ、シアが出口への扉を開こうとした所で
魔法で出来た、死体?が扉とシアの間に落ちてきた
、、、シアが盛大に叫び声を上げ、フィアに再び抱きついたのは言うまでもない
投稿遅れて申し訳ありませんでした
評価ポイント100超えありがとうございます
3月2日 描写を修正しました




