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紅茶の飲み方  作者: 尚文産商堂


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10/21

車は、なんどか赤信号に引っ掛かり止まったのを除けば、特に支障はなかった。

約1時間ほど走り続けると、周囲の景色もどんどん変わる。

都市部だった初めの15分、それから一気に農村地帯へと変わった。

もはや別世界といってもいいほどだ。

「到着いたしました。リーバラック侯爵閣下の居城でございます」

そこは、石垣が縦横無尽に積まれており、所々には衛視が立てるような高い場所がある。

見張りやぐらのような感じだ。

通ってきた道は、いざとなった時には、跳ね橋として機能できるようになっていた。

跳ね橋の下が濠で、そこそこな深さがあるようだ。

城の車寄せにピタリと止まると、私を下ろしてくれる。

扉を中心に、左右に侍女や家人が勢ぞろいしている。

そして、扉の前に1人、スーツ姿の男性がいた。

「ようこそ、お待ちしておりました」

その男が挨拶をしてくる。

その人こそ、この城の持ち主であるリーバラック侯爵だ。

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