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完成


僕は、生まれた。

いや、性格には”できた”とでもいうべきなのだろうか。


僕はロボットだ。

「ついに出来たか…。 試作品S-6号」

目の前に立っていた男がそう言った。

「もう、試作品ではないか…。 君の名は、了(りょう)だ!」

「りょう… あなたの名前は?」

「おお!ちゃんと質問ができている!! 私の名前は…とりあえずマスターとでも呼んでくれ」

「ますたー」

「おお! きちんと話せている!!」

ますたーはうれしそうにしている どうしてうれしそうなんだろう…

「ますたー どうしてそんなにうれしそうなんですか?」


「了が人間のように話せているからだ。 前にアメリカの軍事用に作ったロボットは話すことができなかった… そして、人工知能を持っていない。 考えるということができない。ただ、命令されたことしかできないただの鉄屑だ。もし、命令する側が使い道を間違えてしまっても自分自身が直そうということができない。それが私は悲しかったのだ。だが、今は知識を吸収しようとしている”もの”がいる。私に作れるとは思えなかった。 だが、今それが完成した! そのことがうれしいのだ!」

と、ますたーは言った。

「”もの”が”完成”するとうれしいんですね」

僕は知った。

「そうか… まだ、語彙力や感情が未発達なのか… 仕方がない。 見た目は高校生だから、せめて高校生までの知識は私が教えてあげないとな…」

そういってますたーは僕に様々なことを教えてくれた。




字の書き方、読み方、感情とはなにか。 また、中学三年生までの基礎的な知識を僕に教えてくれた。

僕は、国語が苦手だった。 特に物語文が苦手だった。 どうしてこんなことを思い、後悔するようなことをしてしまうのかなどがわからなくて…そういう文は僕は苦手だった。

マスターは僕が国語が苦手だとわかると、苦い顔をした。 そして、高校受験をしていろんな人々と出会いなさいと僕に言った。

「了、私と話しているだけでは私の考え方しかわからない。 お前は高校へ行ってきなさい。」

「わかりました。」

僕が知りたいことがわかるようになるのか。 それはうれしいことなのだろう。


そして僕は、高校に入学した。

はじめまして! 初めての小説投稿です。 よろしくお願いします!

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