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神と娘と人の子と「アテナ、ヘラクレスを招聘」

大地の神、ガイアが、天の神、ウラノスの血の涙を受けて、産んだ、ギガースが動き始めるらしい.


ガイアの呪いにより、ギガースは神々には殺せないらしい.しかし、人が放つ毒の矢で殺されるらしい.


ガイアは、人にも可愛い子供達を殺させないように、大量の薬草を栽培した.

「これを我が子たちに飲ませさえすれば、なーに、オリンポスの奴等など、敵ではない・・・しかし、ゼウスが人と交わり生まれし、人の子が奴らの見方をすれば、そう、急がねばならん」


ゼウスとアテナが二人、密談をしている.他には誰もいない.ヘルメスも近くにはいないらしい.


「アテナ、ギガースの話は聞いておろう・・・」

「はい、父上」

「知っての通り、ガイアの産んだギガースは我々神にはとどめをさせぬ.敵を完全に倒すには人のこの力が必要だ.」

「・・・・・・・」

「さらにガイアは、人の子にも倒せぬように薬草を栽培しておると聞く.」

エオス太陽ヘリオスセレネーに命じて、薬草に一切光を当てず、そして夜陰に紛れて、全て刈り取ってしまいましょう.ヘルメスとひとっ走り行ってきましょうか?」


「いやそれには及ばぬ.わしのアマダスの鎌の切れ味、ちょっと試しておきたいからな.その仕事はわしが自ら行く・・・・・・・・」

「それで、父上が、気にされているのは、トドメを指す、人の子、ということですね?」


「その通り、アテナ、おめえ、相変わらず察しがいいな.」


「はい、父上頭の中の智略を全部いただきましたので・・」

「おめえな、それじゃ、俺の頭の中、全部空っぽみたいじゃねえか」

「ははは、父上、この非常事態に、面白いことをおっしゃる、余裕ですね・・・」


「うううん」と咳払いをして、ゼウスはいう

「冗談はさておき、その人の子、誰がいいと思う?ペルセウスあたりが生きておれば、よかったのだが・・・」

「テセウスは人の中では腕は立つが、今ひとつ力不足か・・・ミノタウロス倒して、どうこうって話ではないしな.イアソン、あいつは人望は厚いが、ちょっと軟弱だしな・・・」


「父上、誰か大事なのを忘れていませんか?父上の子供でしかも、古今無双の剛のもの、しかもペルセウスの血筋でもある、と言えば・・・・」


「あ、ひょっとして、あのヘラクレスか?しかしな、あいつ、ヘラに散々嫌がらせされてきて、俺らに対してはあまりいい感情持ってないと思うぜ・・・」


「父上、ご心配なく、ヘラクレス、味方になるように、私が説き伏せて参りましょうぞ」


「そんなこと、できんのか・・・」懐疑的な父であった.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ヘラクレスの隠れ家.ここは誰も知らないということになっている.彼ほどの豪傑、絶えず、暗殺の危険がある.頭に時々狂気が入り込んで、誰彼構わず殺してしまう彼には、神と言わず、人と言わず敵は多い.神々、人、怪物、魔物、猛獣さらに新興のギガースの一味も彼の命を狙っていると聞く.居場所はなるべく公にしない、彼にはそういう用心深さもあった.


彼の寝室にアテナが降り立った.


「お、姉ちゃん、久しぶりだな.処女神のくせに、俺のとこに夜這いか?」

「なんでやねん、な、わけあるかい!おっと、冗談言ってる暇はない、ヘラクレス、折り入って今日は頼みがある.」


「ほお、姉上のたっての頼みとは?俺の子種ですか?」

「だから、ちゃうって・・・」


「はははーん、さては例のギガースのことですかね」

「なんだわかってるんじゃん、だったら話が早い.ヘラクレス、あんたにギガースのトドメをお願いしたい、奴らは私たちには殺せない・・・」


「親父と、ヘラ様の頼みってわけですかい・・・」


「あんたの気持ち、わからなくもないが、なんとかお願いできないかな・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

ヘラクレスはどれくらい沈黙しただろうか.


真正面にこの戦略の神を見据えていった.

「姉さん、俺の、信条を知ってますか?」

「・・・・・・・・」


いろんな選択肢、があると思う.逃げるもよし、戦うもよし、しかし逃げて、安穏な生活それは、俺の生き方ではない


ヘラクレスの生き方、それは


「俺は苦難の道をゆく!だから、オヤジやらヘラ様との因縁は関係ねえ、俺は、そのギガースって奴らと、戦う!いや、戦ってみたいぜ、オリンポスに連れてってくれ、姉さん、俺、親父や、ヘラ様に挨拶したい」


「ありがとう、ヘラクレス、立派だよ、きた甲斐があったよ」


アテナの招聘により、ヘラクレスは、対ギガース作戦会議に参加した.










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