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ギガントマキア⑦「対ギガース、最高作戦会議」


地中海のいくつかの戦線で、ギガースとの戦争はこれまでに述べた.


その数日前のことである.


オリンポスでは、対ギガース、最高作戦会議が行われている.

12神の配置は円卓を囲む形で、


子の方角つまり、真北にゼウス

右手、丑の方角にアテナ、左手、亥の方角にヘラが座る.

寅の方角はアポロン、

真東、卯の方角はアフロディーテ、

辰の方角は、アレス、

巳の方角はアルテミス、

真南、午の方角はデメテル、

未は、ヘパイストス、

申は、ヘルメス、

真西、酉の方角に、ポセイドン、

そして、戌の方角は、ヘスティアである.


ゼウスが口を開いた.

「皆も知っての通り、ついに、ギガースが軍事行動を起こそうとしている.我々はこれを迎え撃ち、撃破、殲滅する.しかし、我々、神々には、ギガースのトドメをさせぬ.ここで、我々に力を貸してくれる、強力な援軍を紹介しよう.

 私の息子の、ヘラクレスだ.母は、ペルセウスの孫の、アルクメネである.この日のために、私と、妻のヘラが、作り上げた、対ギガース最終兵器である.ヘラクレス、皆に挨拶せよ」


「はい、父上、皆様、お久しぶりでございます.特にヘラ様、あなたには、お乳をいただいたとき以来でございます.しかし、覚えておられますまい.遠い昔の話ゆえに・・」


「ほほほ、アテナに連れられて、孤児と言われしそなた、乳をあげたこと、私はよお覚えております.そして、あなたが誰の子で、その父が何を考えているか、全てお見通しでした.私が気がついていなかったとでもお思いですか.最高神も、アテナも芝居がとても下手くそ、ゆえ.厳しい仕置きでしたがよく耐えてくれました.立派になられたこと.嬉しく思います」


敵情の報告を、最高神秘書室長兼諜報部長ともいうべきヘルメスが行う.


「ウラノスの血の涙を受けて、ギガースの多くが生まれたのが、トラキアから南、ペレネー半島あたりです.中心となるギガースは、ペレーネに本拠地を置く、アルキュオネウス.奴は、故郷に足をついているうちは何度でも蘇り、無敵です・・・」


ヘルメスの敵情報告が続き、続いて、陸戦部隊を率いる、アレスから作戦の説明があった.


「トラキアにある、北方ギガースの主力が南に向かって攻め込んでくる.しかし、ヘルメスも言ったように、アルキュオネウスは、ペレーネから引き離されると戦力が落ちるということがわかっている.黒海近く、トラキアから、西南に私が、軍勢を進め、ヘラクレスはマケドニアからペレーネ、トラキアに向かい、北方の敵を挟み撃ちにする、これが北方戦線の作戦.

オリンポスの本陣には、最高神と女王の軍勢を置き、周囲を、アポロン、アルテミス、ディオニソス、ヘルメスが固める.そして、最高神を守りつつ、東方と北方に向けて軍を展開する」


「地中海に生まれた、ギガンスに対する作戦は、私が申し上げます.」海軍部隊を率いるアテナが説明する.


「シチリア島には、エンケラトスが勢力をもち、アイトネー(エトナ)山の活動を活発にしている.アイトネー近くに私の軍を降下させて、西と南、東から、四天王を当てる.南からは増長天朱雀、西からは広目天白虎をそれぞれ、アイトネー山攻略に当てる.イタリア半島南端から、持国天青龍を、西方の戦況に応じて、シケリアに援軍を出すか、早期にアイトネー山の制圧が可能であった場合は、北方に進軍して、ヘパイストス、キュクロプスを援護し、北方からの多聞天玄武と合流する.それぞれ、南からはヘパイストスとキュプロプスの軍勢もヴェスビオスを目指す.ミマースの早期の制圧が目的である.」


地中海、イタリア、シケリア(シチリア)戦線は以上の通りで、東部戦線は、クレタ、キプロスには有力なギガース勢力がいないことは幸いで、ここを起点として、東方にポセイドンの勢力を当てる.コス島のポリュポテースの制圧が目的である.」


アレスが追加の配備の説明をする.

「デメテル、ヘスティア、アフロディーテは、後方支援を行ってもらう.兵站の確保、麦畑・葡萄畑の保全、兵糧の補給等の役目である.アフロディーテには傷病者の救護等を中心に行ってもらいたい.以上.」


アレスは右手に持つ剣を振り上げ、

「各々、持ち場につかれよ、決して油断めさるな!」


「おお!」神々の時の声がオリンポス中にこだました.



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