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ギガントマキア⑥「ニシロス島のカルデラ」

津波と共に押し寄せた、ポセイドンの軍勢は、コス島に布陣した、ポリュポーデウスを直撃した.クレタに向けて、出陣しようと準備をしていたその時のことである.


全軍総崩れである.雑兵、旗本揃って、逃げ惑う.多くのものが、津波に流されて、そのまま、アナトリアに流れ着いたという.総大将のぽリュポーデウスは、コス島の南東に位置する、ニシロス島に落ちのびた.


ポセイドンの軍勢の攻撃が激しさを増したのはここからである.


海と空をのたうち回る、リバイアサンが、水の大砲を持って、島の中央に巨大な穴を掘った.一瞬でである.地獄の入り口がいきなり現れたように敵の大将には感じられたことことであろう.トリトンの号令の元、兵の群れが、ポリュポーデウスに襲いかかる.


三叉の矛でコス島を半分ばかり削り取った、ポセイドンは、矛をスコップのように使い、島をそのまま、地獄の口の上で右往左往する、ぽリュポーデウスに投げつけた.


ギガースは、地獄の口から地下深くに落ちていき、その上には、ポセイドンが投げたコス島の半分の土砂が、覆い被さった.


ニシロス島の地下深く、ポリュポーデスが時々騒ぐ.だからこの火山は活火山とされているのだが、数百年の間、噴火というものが起きたことがない.地下から時々熱い水蒸気が噴出する程度である.いかに、ポセイドンが投げて、火山の蓋をした、土砂が重く大量であったかがわかるというものである.

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