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オリンポスの最高会議②「アテナ、おめえ、なんつうことしてくれたんだ!」

オリンポスで最高会議が開かれる.

議題はアテナの行動の是非について.


会議の前からルシフェル=ゼウスはオロオロ、そわそわ.

あのポセイドンも当たりをキョロキョロ、いかにも不審者である.


アテナが勝手に、リバイアサンの封印を解き、人間の子供を連れて、空を飛んだことについてだ.その是非を神々が評決するとらしい.


普段はアテナを甘やかし、説教らしいことを一切言わないルシフェルも今度ばかりは、だまっていられないようだった.


「アテナな、お前、なんつう事してくれたんだ、うん?前の時リバイアサンの封印はそうそう滅多なことで解いたらダメって言ったよな、なんでおめえあんな事した・・・」


ポセイドンも息子のリバイアサンが勝手に封印を解かれて、それを人間の私的慰安目的に使われたことをなんと言われるかビクビクしていたところである.


議長の最高神が口を開く

「皆も知っての通り、今回のアテナの所業だが・・・」

言いにくいことを本当に言いにくそうに話すのはルシフェルの特徴であることはこれまでに何度か触れた.

次にヘラが口を開いた.「何、愛子のことを慰めるのに、リバイアサンの封印を解いて空を飛ばせてやることくらい、あなたがこれまで行なってきた数々のいたずらに比べればモノの数ではありますまい.何をそんなめくじらを立てることがございましょうか」


次のアテナは、そっぽを向いて不貞腐れていて何も言わない.「俺が何悪い事したってのさ」と顔で言っている.


アポロンは、こういういきなことが大好きだから、全面的に是である.

アルテミスも兄の意見に賛成、アテナは悪くないという意見だ.

アフロディーテは?「私にはこういう問題、よくわかりません」だそうな.

「海丸は、自分で率先して封印を解いてくれと言わなかったことが強いて言えば問題かと.なぜ、アテナに封印を解いて空を飛ばせてくれと言わなかったのか?愛する愛ちゃんのためにそうするのが海丸の役目では?」ということらしい.男女の感情も問題については彼女ほど論理的に語れる人はいないと思う.


死と向き合うことの多い、破壊と殺戮、戦争の神であるアレスの意見は?

「俺は、アテナのしたこと、いいと思う.死と隣り合わせの神、人、死んだものに対して鎮魂の気持ちは忘れてはなるまい」ほお、なるほど.


デメテル「私はなんとも言えない.冥界の女王の母として、死者に対する鎮魂の気持ち、尊重すべきとは思うが」


魂の仲介者 プシコポンポスヘルメスは、「魂の仲介の方法としてこういう方法があるのかと私は学んだ.全面的にアテナの行いは是と思う.」


ヘパイストス「若い奴らには、もっと修行が必要だ.だから、まだ早い」この人真面目が取り柄だが、いうことが固い、そしてステレオだ.


ポセイドンは?「いや今回の件はなんとお詫びして良いやら、もう、ひたすら汗顔のいたりと申しましょうか・・・・」

ヘスティア「うーん、こういう問題、難しいね.でもね、理詰めで、なんでもやる気があればいいって、人の情ってもんを少し軽く見てるのじゃないかと思ってた、アテナもなかなか繊細な心があるのかとちょっと安心したというか・・・」


神々皆歯切れが悪い.

しかし概ねアテナの行いに対する反対意見は内容であった.


当事者二人の父親は、ほっと安堵のため息をついた.


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