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ギガントマキア③「開戦、エトナ攻略!」


ここはシケリア島.島の東部、エトナ火山の東側に、アテナの本陣が布陣している.火山の南方には、増長天朱雀の部隊、シケリア島の西部には、広目天白虎の軍勢がいる.

イタリア半島の南端には持国天青龍、ヴェスビオス火山を望むポンペイの街には、ヘパイストスの軍勢、主力はキュクロプスとその配下である.

ヴェスビオの北方からは、多聞天玄武が南に向いてその火口を伺っている.


アテナの戦略は、こうである.

シケリア(シチリア)島のアテナ、朱雀、白虎の各部隊が、早期にエトナ火山近辺に巣食う、エンケラドスを封じ込めて、エトナの噴火口に投げ込み、余力をかって、イタリア南端にある、青龍の軍勢を合流して、南からヘパイストスのポンペイ軍と合流して、ヴェスビオスのミマースを制圧する.白虎はシケリアの西部から、東に向かい、エンケラドスを確実に制圧されたことを見届けた上で、イタリア半島に渡り、アテナたちの軍を追う形で、ポンペイのヘパイストスの軍勢に合流し、ミマースを封じる.


ミマース軍と、エンケラドス軍の内情はすでにヘルメスから報告を受けている.

よもやシケリア島、エトナ火山の戦闘で、エンケラドスの制圧にもたつくことないと言うのが軍師アテナの見立てである.


ヘパイストスと、キュクロプスがヴェスビオスの南に布陣する.ポンペイから、北からは、多聞天玄武が攻め込もうとしている、ギガースの一人、ミマースはその威力はかなり強大であったと考えられる.後の世に、この大戦で幽閉されたことに対する報復として、ヴェスビオス火山の大噴火を起こさせて、ポンペイの街を壊滅させたことから、ミマースの力は侮り難いものがあると言うのは、ヘルメスの調査からわかったことである.


戦略としては、より、威力の劣る、エンケラトスをアテナを主力とする南方軍によって早々に制圧して、全軍で、ミマースをヴェスギオスに叩き落とすことが、作戦の最終目標である.ちなみに、エンケラトスの根城のエトナ火山は、ヴェスビオス火山のような、大噴火で街一つを一瞬にして壊滅させるようなことは、なかった.しかしその威力は必ずしも侮っていいものではないと言うこともわかっていた.


シチリア島の東岸からエトナ火山を見上げるアテナは、ヘパイストスと申し合わせた通り、夜明けとともに山頂に向けて進軍する計画である.南の朱雀、西の白虎も同時に進軍することになっている.


東の空に火の光が見えた時、アテナが号令を発する.


「敵は、エトナ火山にあり、狙うは、エンケラドスただ一人、皆のもの、進め!」

全軍一斉に、山の東、南、西の斜面からエトナ山の山頂目掛けて駆け上がる.


下から攻め込んでくる、オリンポスの三つの部隊に対して、エンケラドス火砕流と、火山礫で応戦する.火砕流は主に南の朱雀の上から流れ込んだ.東の斜面から進軍する、アテナは一人、神の楯「アイギス」を持って、迎撃する.火山礫は、暴風で吹き飛ばし、火砕流はメデューサの頭で石に変えてその流れを止める.山頂近くのエンケラドス西からの白虎と、南からの朱雀が襲いかかる.


朱雀が手にもつ、戟で、ギガースを殴り倒し、邪気のごとくに足元に踏みつけて押さえつける.白虎はその様を詳細に書き記しるす.二人に捕らえられた、エンケラドスに向けて、アテナが暴風を浴びせることで、エトナ火山の噴火光の下に投げ飛ばした.


広目天白虎が何やら仏法の呪文を唱えて、ギガースをエトナ火山の地下不覚に封印した.


進軍開始から、封印までの時間が僅かに半刻ほどのことであった.


休む間もなく、アテナ、朱雀、白虎の三軍は、イタリア半島を目指した.

これらの動きを見て、東の青龍は、北上して、先にポンペイのヘパイストスの軍に合流せんとした.途中、彼らの進軍を阻むものはなかった.









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