雪割草の歌「ヘラクレスを継ぐもの」
遠くで、風に揺らぐ鈴の音、耳を澄ますと、子供の囁き声が聞こえる.
「遠い、遠い、昔の話・・・・」
「いく千、万里の海の向こう、そのまた向こうの西はて・・・・」
「ギリシャの国のことぞかし・・・」
「ゼウスの国のことぞかし・・・・」
「悪知恵たけたクロノスは、そのアマダスの鎌持って・・・」
「天地の絆を断ち切った・・・」
「天の流す、血の涙・・・」
「それを受けし、大地より・・・」
「あまたのギガンス生まれたり・・・」
「絆を断ちし、神々に大地の神の意趣返し・・・」
「神々の子たる人々に、多くの災いをもたらした・・」
「大地は、震え、泣き叫び・・・」
「その奥底からは、燃え上がる、怨念の火を吐き出した・・・」
「天と地とをひっくり返し、」
「彼らの大地に、空から海を注ぎ込む・・・・」
「ゼウスの神は困り果て、ギガンス征伐いかにせん・・・」
「同じ同胞の神々に、ギガンスのとどめはさせませぬ・・・・」
「神の血を引き、人の母から生まれたる・・・」
「古今無双の兵これ、あり・・・」
「その兵の名は、なんという・・・・」
「ヘラクレス、とぞ聞こえけり・・・」
「あまたの艱難辛苦をものともせず、父上の戦に助太刀致す・・・」
オリンポスとギガンスのいくさ、手柄の第一は、勇者ヘラクレスであった.
いよいよヘラクレスについて、語る時が来た!




