AEDはどう使う?
日曜日の午後、海丸君と、ルシフェルと、ドクトルと静香でおでかけである.
「街のあちこちで、見かけるオレンジ色の機械、AEDって、ドクトル、使ったことありますか?」
「私は使ったことありませんね・・・」
「心臓が止まった人に使う電気ショックでしょ・・・」とはるなが聞くが、
「うー、まあ、間違ってはいないのですが、完全な正解でもない、っていうか・・・」
「AEDっていうのは、心電図内蔵の心室除細動器で、
無脈性心室性頻拍と、
心室細動
という不整脈を感知したら、電気ショックを与えるように作られた機械です.」
「へえ、心電図が、不整脈を感知してどんな時に電気ショックをするかということを教えてくれるのはありがたいですね・・・・」
「頸動脈が触れないで、意識がなくなった人、心臓がちゃんと働かないで、脳に血が入っていないということですから、すぐに心臓マッサージをして、脳に血液を送るようにして、さらに、電気ショックで、正常な脈に戻すことで脳の循環が正常になることが、期待できる、不整脈の場合は、AEDで、電気ショックをかけることができます.現場に急行した、救急救命士の方々も、上記の不整脈を見つけたら、電気ショックをかけていいということになっています」
病院にある、除細動器は、ネンジュールが設定するダイヤルがありますが、AEDは、以下の目安で、AEDが心電図を自動解析し、必要と判断した時のみショックを実行する ようにできています.電極パッドを胸に貼るだけで、AEDが正しいエネルギー量を自動で判断するため、操作者はその指示に従ってください.
成人・小学生以上: 150J~200J
未就学児(小児用パッド): 50J~85J
電気ショック(除細動器で直流電流をかけること)で心臓の細かい電気活動を一回チャラにすることで、心臓の動きを正常に戻すことをカルディオバージョンと言います.
心室細動やら、無脈性心室頻拍のことを、非同期型、不整脈と言います.
同期型の不整脈には、以下のような場合に、カルジオバージョンが適応になります.
脈はあるが、心拍数が非常に速く、血圧低下や意識障害など(不安定な状態)を引き起こしている不整脈です.
心電図のR波に同期させて電気を流します.
心室頻拍(VT):脈はあるが不安定な場合
心房細動(Af):心房が細かく震え、頻脈を引き起こしている場合
心房粗動(AFL):心房が規則的に速く興奮している場合
発作性上室性頻拍(PSVT):房室結節リエントリー性頻拍(AVNRT)など、薬物療法が効かない場合 です.
一方、電気ショックの対象外(除細動の適応外)となる場合は以下の場合です.
心静止(Asystole):心電図が平坦
無脈性電気活動(PEA):心電図の波形は出ているが、心臓が物理的に収縮しておらず、脈がない時です.
「頸動脈が触れないで、意識障害のある人には、近くにある、AEDを装着して、近くにいる人手分けして、救急車を読んだり、心臓マッサージをするようにしましょう、そうすることで助かる命が、ありますから」
「はい!」静香とはるなと海丸君は元気よく返事した.




